たんばらに行ってきました。
実は志賀の横手山と渋峠を目指して日曜4月26日の早朝に出発したのですが、途中、渋峠が雪のため通行止め…の情報で、急遽行き先を変更。
沼田から近い「たんばら」になったのです。
もっとも僕だけでしたら4輪駆動で4輪スタッドレスなので、問題ないのですが知人とスキー場でおち会う事になっていました。
僕は、どうしても横手に行けない運命?「めぐり合わせ」でしょうか?(大げさです)
学生の頃、合宿で良く行った想い出のスキー場なのに、遠いのとスキーを引退していたので全然行っていないのです。
縁が無い(笑)
「たんばら」は写真でご覧のように、雪がかなり汚れており、突然ブレーキが掛かる「場所」が所々にありましたが、充分滑れました。
この時期ですから贅沢は言えません。
それと、この日の午前中だけで大変多様な天候を経験できました。
朝、 大雨(7時過ぎに到着した時)
その後、小雨
で、 雹
で、 雪
で、 晴れ
でした。
面白い天候でしたが、晴れてくれたので、良かったですね。
板は古いディナスターと今までのNORDICA MACH3を持って行きました。
友人にこのノルディカを履いてもらい、僕がディナスターで追いかけますと、やはり同じラインで大回りをした場合、カービングスキーにノーマルの板で付いて行くのは厳しいと分かりました。
カービングは速いんです。
特に、この日のような「滑らない悪雪」だと、より厳しいと感じたのです。
ノーマルの板は頑張ってずらさないようにカービングターンをしても、やはりサイドカーブが無いので、減速を伴います。
カービングスキーは速いです。(…これは思っていたとおりなのですが)
一方、ノーマルの板の良さも分かりました。
ノーマルの板はコントロールが必然ですので安定しています、言い換えますとズラシやコントロールをしていないと曲がりませんから…。
終始、板を自分のコントロール下に置いているのがノーマルスキーです。
加重点をターン前半で前にして、後半で後ろにして走らせたり、また悪雪では、わざと後ろに乗って板を浮かせてスキッドさせて操作したり…。
ノーマルの板はやはり「安定していて安全!!」この安全性だけは強く感じました。
ですので、今後は両者の良い点を取り入れた板が望ましいのではと思っています。
僕のイメージでは、長さが185cmくらいで、サイドカーブを弱め、スキッディングで曲がる要素を取り入れた中間的な性能の板が、一般スキーヤーの快適性と安全性にバランスよく寄与するように思います。
しかし、カービングスキーの上達の簡単さは、やはり捨てがたく、あの、左右に膝を倒しながら入れ替えればパラレルターンになるという良さは、板の製造・設計技術の変革・進歩そのものですね。
スキーの醍醐味のパラレルターンに、すぐに入って行けるのは、絶対に良いことですし…。
考えてみれば、外向傾を作って、板のズレに乗っていく滑りは、足元が谷側にズレて掬われるようになっても、転ばないための技術だったと思います。
今のカービングの板は、エッジグリップが非常に良いので、ズレる前に切れて曲がりますから、板のズレで足を掬われる事への予防姿勢や対応は不要ですね。
だから正体で内倒のポジションでも問題がないのでしょう。
ノーマルの板だと下手に内倒していると、板がチョッとズッたら一瞬でコケますから…。
逆に僕の課題は、カービングスキーを信じて、内脚を畳んで内倒していく事をできるようにならないと駄目なんですね。…これはこれで意識の変革が必要でとっつき難いですが…。
そうそう、この日、ノーマルが勝ったのは、緩斜面のクラウチング姿勢の直滑降競争でした。
これはノーマルの方が圧倒的に速かった(笑)
と言うようなわけで、この「たんばら」も面白い「日帰りスキーの会」…になりました。
友人と僕の会話…。
友人「先輩、腐っても鯛の滑りですね?ノーマルの板だし珍しいし!」
僕「え?腐ってしまった鯛?だって?」(笑)
とうとう老化が耳にまで来た???。
当日の動画は下です。シニアのスキーヤーは止まりそうな悪雪で、回しにくくて、苦労しています(笑)。板は写真のディナスター195cmです。やはり何年もスキーから遠ざかっていたし、学生の頃と比べると「駄目な滑り」になっています。仕方ないですね。30年以上経ってますからね。
追記
(NORDICAのMACH3は、これを気に入った友人に、その場で買われて彼の元に行きました。
余生は彼と過ごします。このNORDICA、実滑走3日くらいで、僕とは非常に短い縁でした。
僕は次は予約したFISCHER PROGRESSOR 7 で頑張るのです。)
スキーのビンディングをとうとう自分で取り付けました。
先日の2000円の板のビンディングが届きました。
チロリアのRFD11(レールフレックス)です。
で、これを取り付けるのを頼もうと、SKIショップに聞きましたら、色よい返事ではなく、そこを強く頼み込むと、取り付け工賃が…5000円!!。
何とかやってくれるのはありがたいけど…。(聞いたお店数店は、お願いして粘ればやってくれると言うけど料金が高いんです…安い板を入手した意味がないです)
顧客に良いサービスすると、自社が損すると思ってらっしゃる??んですね。いま時??
で、ビンディングを自分で付けようかと、オークションで売ってくれたスポーツ店さんに、取り付けの事を色々聞こうと思ったら、こちらもあまり教えてくれないです。
ねじの径は何ミリでしょうか?
「板に書いてある。」と言う調子です…ディナスターには表示は無し…でした。
回答が面倒くさい!!…が表面に出てましたし(笑)
で、自分で工夫しながら取り付けようと思いました。
ちなみにICI石井さんで、レールフレックスのビンディングで色々なブーツサイズに合わせる方法を聞いたら、親切に現物を箱から出して見せてくれて、説明してくれました。
ビンディングの裏側に棒状のパーツをはめるのですが、それををずらしてサイズ調節するなど、よく分かりました。ICI石井さんが色々教えてくれましたので、それが唯一の頼りでした。
ありがとうございました。
では、チロリアのレールフレックスのRFD11を自分で取り付けるレポートをお見せします。
①板に印をつけます
板にはブーツのセンターのしるしがありますから、それから前後20cmくらいに板を横切る線を引き、その線の部分で滑走面側が何ミリ幅か調べ、2で割ります。ちなみにディナスターは前後それぞれ67mmと66mでした。で2で割った33.5mmと33mmこれを板を滑走面を下にして置いて、横から板のエッジに当たるように三角定規を当て、三角定規からの距離33mで印をつけると板がキャップ構造でどんな形であっても、センターが出せます。マークは赤のマジックで書いてしまいます。後からシンナーで簡単に消せますから。(写真は三角定規の当て方の説明用にビンディング取りつけ後に撮りました)
②ドリルの径を決めます
タッピングのネジの細いところを図ると、ほぼ正解!がドリル穴のスタンダードだと昔から知っていました。この事は昔、誰かに教わっていました。
写真の通り、このネジは直径が4.1mmなので、ドリル刃は4mmのにしました。
(取付け強度を重視する場合、ネジを回すのが地獄ですが、3.8mmの選択が…あると思います「詩吟じゃないです」)
③ドリルに布ガムテープを巻いておきます。
板に穴をあけるドリルの刃には、間違っても(笑)穴が貫通しないようにテープを巻きます。これは悲劇を回避するために必須です。今回はタッピングビスがベースから出る部分の長さに合わせて、ドリル刃の長さを8.5mmくらいにしました。(テープから出る刃の長さで合わせるのです。当たり前ですね…)
④レールを定規代わりにして、3つ目キリで穴をマークします。
レールのブーツセンターと板のブーツセンターを合わせ、マジックで引いた板の左右幅のセンターをレールの真ん中に合わせて置いてセロテープなどでレールを固定して、レールのビス用の穴から三つ目キリでゴリゴリ印をつけます。この三つ目きりの穴はドリルの印にもってこいです。点をつけてから結構ゴリゴリやって大きい印にしておきます。ドリルの刃がフラフラ遊ばずに穴あけできますから…。穴は左右それぞれ8個で計16箇所。(メタルの板だったら、三つ目きりで無く、マジックでマーキングしておいてセンタポンチでドンと叩いて穴を凹ませても良いです。ドリルの刃がフラつかず、噛み付いてくれる様になれば良いのです)
⑤ドリルで慎重に穴あけをします。
※穴あけ完了。板に赤マジックの印の線が見えますね…がっちり書いています。
⑥レールの穴部のパーツを折り取ります。
前後のレールパーツにはそれぞれ前側、後ろ側の2個の穴がありますが、これは、位置決め用の穴ですので、取り付け前に折り取る必要があります。(これは最初、意味が分からなくて、相当悩みました)
丸い穴を取ってしまうと大きな楕円の穴になるのです。で、これが板のたわみの時にレールがズレて、ビンディングが逃げて、板のフレックスを妨げない効果になると分かりました。
写真見ると簡単ですが、まさか折るとは??本当に分かりませんでした。
ゴリッ
ボキッ
ポイッ
⑦トゥーピースとヒールピースを裏側でバーでつなぎ、組み立てておきます
ブーツのソールの長さに合わせて、バーを裏側にはめ込むだけです。
※トゥーピースの裏です。バーを300mmくらいで嵌めました。
※トゥーピースの裏のアップです
※ヒールピースも300mmくらいでバーを嵌めました。
※ヒールピースの裏のアップ
⑧レールをネジでとめます。
ネジ山をなめてしまわないように、僕の場合、ドライバーの上からあごを乗せ、強く押しつけて、両手でネジをまわします。じっくりやります。相当硬いですから。
※前後のレール、全部ついています。疲れます。
⑨カバーを嵌めます
※カバーを付けたら、もう出来たようなものです。(結局ネジ16本の取り付けです)
⑩レールにビンディングを乗せて、嵌め込み、後ろから前にスライドして、最後に固定ネジを締めると完成!!
※良い眺めです。
※乗せて嵌めてスライドさせます
※真ん中の固定ネジを締めて完成(固定ネジは位置が3箇所あり、前目後ろ目にビンディングを移動できます)
※完成。大変ですが十分出来ますよ。ポイントは太いプラスのドライバーが必要なことです。
この板はグラス系でメタルシートが入っていないから、より楽でしたが…。
(ビンディングの取り付けは、取り付けの研修を受けて登録したショップでないと「いけないこと」になっているそうなので、自分でつけるのは自己責任になります。皆さんにはお薦めできないと思います。)
そうです。
懺悔です。
先日古いスキーの未使用在庫品を入手しました。
15年位前の板です。
ディナスターのデモフレックス シナジー7.0 というモデルの195cmがオークションで
なんと!!2000円でした。メーカーがシュリンクしたビニールに入っており、エッジに錆びはありますが滑走面は綺麗でした。
早速アブレーシブ・ガム(砂消し)で錆び落としをして。ホットワクシングしました。
93年~94年のモデルです。
こういうイタズラしてはいけないのですが、カービングでない板でも、ちょっと遊ぼうと思って買い
ました。
で、ビンディングはチロリアのレールフレックスを同じくオークションで9000円で、解放値が
11までのヤツをゲットです。(僕はせいぜい解放値は6.5とか7.0ですから)
送料と消費税を無視したら合計11000円です。
ただし、ビンディングの取りつけは自分でやらねば!!というおまけが待っています(笑)。
取りつけは写真でレポートしましょうかね。
アホですねー。
古いのまで買うなんて…安いから良いか!なーんて。
もうシニアになった昔スキーヤー。
外向傾と内腰の吊り上げのフォームの昔スキーヤー。
そんな僕が久々に「いい年こいて」、スキーに復帰して、カービングスキーに凄い違和感を感じて、おろおろしながら板選びを始めたのが事の始めです。
ある意味で良かった??のは、最初に手にしたカービングの板が、サイドカーブのきついR12くらいの物だったので、カービングの板の凄さが理解できた!!(手に負えないってことですが…)ことです。
で、僕の当面の狙い・ポイントが、昔のスキー技術でもなんとか行ける板を探す!!と言う命題になったのでした。
具体的には前傾過多で、外向傾と、腰の「くの字」を使ってズレに乗っていく滑り…そ言う滑りでも、そこそこ困らないで「行ける!!」スキーが欲しかったのです。
そこで、この一連の勝手なスキー試乗会の感想のまとめとしまして、今回は古い滑りのシニア・ご同輩に、自分なりに真剣にレコメンドをいたしますと、(長さは全部170cmで考えています)
①FISCHERのプログレッサー7 (写真左)
(この板はフレックスの柔らかさと加重点の広さ、「何でもあり」の操作性の素晴らしさが魅
力です。前に加重しても破綻しないし、引っかからない。古い技術をめちゃくちゃ発揮で
きる…僕はこの板を買います。グラス系の好きな昔スキーヤーの方にはとても良いと思
います。)
②elanのGSウエーブフレックスのフュージョンRS (写真中)
(フィッシャーよりもやや重めに感じられ、シッカリ感のある特性で、メタルの性質があり
ます。僕より体重のある70kg以上の人により向くと思います。この板も前を踏めるし操
作性も抜群です。フィッシャーよりやや固めのフレックスでハリも返りもあり、やや手ご
わいです。もともとメタル系で育ったスキーヤーには、こちらの方が良いかもしれませ
ん。)
③KEI-SKI Allround HIGH Performance R15 (写真右)
(elanの板に似ている感じで、なおかつ、しっとりと重厚さもあるし、適度な軽快感もあり
ます。安心して前に加重できる板。また、板の後半部分が柔らかめに感じられますが、
それは適度な走りに繋がっていると思われ、問題はまったく無いです。
凄くレベルの高い安心できる良いスキー…お値段を無視したら欲しいです。手作りの
限定品なんて格好良いですし、おそらく?ですが、メタルも入っているのでは??と言
う感じがしました。メタル派にもグラス派にも良いと思います。)
以上の3機種は、僕にとっては本当に素晴らしいスキーでした。
お薦めします。(あくまで自分の感覚が根拠で本当に「ごめんなさい」…ではありますが…)
今年、初めてスキー試乗会に参加し、このようなチャンスのお陰で色々と板を試すことができ、ICI石井スポーツさんや、野沢温泉スキー場さんや、各メーカーさんに本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
それから、…話が別の事になりますが、
今回、僕は試乗会に行くことを通じて、ゲレンデを眺めながら、カービングターンのことなどを色々考える機会をもてましたが、どうしても気になることが一点ありました。
それは、高性能のカービングスキーを使ってゲレンデを凄いスピードで転げ落ちるように駆け抜けるスキーヤーを見て、感じたのです。
クローズドのレースのコースでなく、皆さんが滑っている普通のゲレンデなのに、過剰です…スピードが。
どう見ても彼らの技術で制御できない範囲に行っています。
言い方を変えますと、「人間の脚力」から考えても、瞬時に止まれないスピードで飛んでいっていると思いますから…(笑)。
カービングの板は普通のスキーヤーをそういう滑りに駆り立てるように思います。
大事故が起きますよね…あれでは。
昔だったら、たいした事の無かった、生身の人間同士の衝突でも、あの速度だと重大な事になりますね。
ということで、最近の基礎スキーヤーにもヘルメットの着用者が多いのに妙に納得した次第です。
考えますに、競技スキーの現場では、もうサイドカーブに規制をし始めているそうで、それがスピード制御が目的かどうか分かりませんが、横ズレしないでスピードを殺さずにターンするスキーはもう止めた方が良いとさえ思えてきます。
確かにスキーにおいてはスピード感を味わうのも重要な楽しみの要素だとは思うのですが、過ぎたるは及ばざるが如しであります。
技術選とかプライズのテストとかの映像を見ても、本人が制御できていない??様な速度で、板のターン性能に乗って行っているだけ?にも見えるような滑りが、高得点なようで、かなり抵抗を感じました。
スピードを制御して、一般人が見本に考えるような、計算した美しいすべりを見せて欲しいです。…あくまでも転げ落ちない範囲で…。
ですので、そう言う意味で、僕は技術選…を少々間違っているのでは??とさえ思っております。
あのようなスピードを、一般スキーヤーが目標とするデモや選ばれたスキーヤーに求めるのは皆さんの危険に繋がると思うのです。
本来ならスキー事故の統計を調べて、きちんとデータで論じるべきでしょうが、僕の直感で恐縮ですが、「見ていて怖いスキー場」になったものです。
ああいう転げ落ちるような滑り=「格好良いスキー」を皆がしているゲレンデは危険に過ぎます。
スピード重視だったら技術選の種目も、フリーだの大回りだの小回りだのと言わず、規制(つまりポール)の速さで全てを評価するべきです。
重要なのがスピードなんですから、タイムだけを争うべきポールを使ってなおかつ美しさを競うのはどうでしょう?
…とここまで逆説を言いますと、今の問題点が浮き彫りになるように思います。
…これって回転競技や大回転競技だよねと思われますか?そうです。スピードはこの「競技の土俵だけ」で充分ではないでしょうか?。
では、翻って、基礎スキーとは何が目的であるべきでしょうか?
僕には答えがあるわけでは無いですが、少なくても、一般スキーヤーが憧れる、範たる??デモンストレーターが、限界までぶっ飛ばして、転げ落ちるようなスキーをしている!!のは如何なものでしょうか??
少なくてもスピードはやはりレーサーに任せるべきだと思います。が…。
そんなことを感じた今回のスキー試乗会でした。
(勝手を言いまして…謝ります)
行ってまいりました。
野沢温泉の「やまびこゲレンデ」のスキー試乗会。
僕にとっては09-10年モデル スキー試乗会③です。(これはシニアの
スキー選び 3でしょうか(笑))
4月11日・12日の土日に一泊で行ってきました。
※長坂のゴンドラリフトからの景色です
※上の方は雪は有りますが黄砂で汚れていました
※ゴンドラから終点を望む(実は下りの時に撮影です…朝の登りは混雑しています
から、他のお客さんに迷惑なので写真は遠慮しました)
野沢温泉スキー場は、学生時代が最後で、その後、行っていませんでした。
本当に久しぶりでした。
民宿のおじさんによると、今年は雪が消えるのが三週間以上早いそうで、民宿街や
日影ゲレンデ、長坂ゲレンデなどは、もう、まったく雪が無く、段々の畑を耕してい
ました。
ゲレンデって夏は畑なんですね。
通年ですと、民宿街には4月10日くらいには、まだ1mくらいの残雪があるそうです。
で、この畑仕事は5月の連休明けくらいからが普通だそうですから、今年は相当早
いのですね…。
暖冬は深刻な問題だし、雪が少ないのは本当に寂しいです。
今回は、好評なNEWモデルで、まだ履いたことの無いものを確認するのと、予約
しているフィッシャーのモデルの最終確認をしたかったのです。
特にフィッシャーでは同じプログレッサー(PROGRESSOR)の7か、8か、9か、
迷うところでした。
さてさて、11日の早朝に家を出て、ETCの割引のおかげで安く行けました。
午前10時すこし前くらいに到着し、民宿で着替えて、早速、長坂のゴンドラリフト
で山頂に登りますと、果たして雪はありました。
雪質は良いとは言えませんが、まあ、春の雪です。
※休憩の時にレストハウスから見た風景。コチラは間違えて行った「上ノ平」です。
本当にだらだらの緩斜面で板が滑らなくてまいりました。
11時頃から試乗会で板を履き始めました。
僕の場合は、リフト2~3本でそれなりに答えを出すようにしています。(技術的に
は僕なんかもっと滑っても感想はたいして変わりませんし…)
もっとも、この試乗会では参加者が多いので、メーカーの方から30分以内とか、
リフト2本で戻って下さいと言われますので、皆さんそんなものでしょうが…??。
さて、まず始めは
①HEADの ICON TT60(名前が少々不安です) 長さは170cmのオ
ールラウンドです。
ヘッドの試乗会場は混んでいて、板が出払っており、結局履きたかった「マグナム」
とか「スピード」とかのスポーツ系のモデルは履けませんでした。 ICIの試乗会でも
そうでしたが、板が少なくて履くことができないのです。 HEADはまずこれが問題
です。
で、HEADで唯一履けたこの板ですが、幅もゆったりと広くて、乗り味、操作感は
どっしり、しっとりとしていて、好感持ちましたが、シニアの板かな?と言う感じでし
た。(‥自分もシニアですが)
加重点は、やはり普通に「ど真ん中」で、「前」を踏んだ時の安定感はやや劣り
ました。
土踏まずから踵を踏むとスイートスポットです。僕には加重点と反応のゆったり感、
幅の広さが「いまひとつ」でしたが、ゆったりクルージングとかに使うのには良いか
も知れません。
特性的には、いかにもメタル系らしい感じの板で、グラスのような敏感さではありま
せんでした。
この板、履いていてドキッと怖くなるような不安定さとかは無い「良い板」でした。
②BLIZZARD RACE RCS IQ 167cm
ブリザードのレース用のセカンドとかサードとかのモデルで、マグネシウムも入っ
ていない扱いやすい板(カーボン入り)ということでした。
結構、良い板で操作感は軽快感があり、かつそこそこの安定感もあるので
すが、特性的にはチョットしっかり目のMACH3(NORDICA)と言う感じでした。
(●NORDICAとBLIZZARDは同じ工場みたいですね…というか、NORDICAは
ブリザードに作ってもらっているとかのウワサを聴きました…)
やはり加重点は踵寄りで、前を踏むと少々不安定になります。切れるのも
真上~やや後ろ目の加重です。小回りも大回りも悪くは無いけど印象的でもなか
ったです。昔の滑りへの適合性はそこそこ!でした。
③BLIZZARD G-FORCE Supersonic IQ 167cm
相当に評判の良い板だそうで、試乗会でも常に出払っているので、ジックリ
並んで待ってから履きました。
ウワサは確かにそうで、良い板でした。(僕には大回りでのシッカリ感が高いけど
‥ノルディカMACH3的な感じでしたが…)先日履いたSUPERの付かない、ただ
のソニック(白)と比べても相当こちらの方がシッカリしていると思いました。
このSUPERにはアルミのシートが入っているそうで、その分の「シッカリ」
なんだと思います。
(ブリザードの黒と白は、ちょうどNORDICAの「MACH3パワー」と普通の「MAC
H3」の関係かもしれませんですね…)
この板は大回りが良くて、飛ばしても怖くないし、良い板でした。
加重点はカービングの板の特性で、ど真ん中に乗る板で、前後のアローアンス
はMACH3よりは広いですが、それでも「やや狭め」だと思いました。…大回り
主体の飛ばし屋の大人に向く?と思いました。僕は、MACH3があるから「この差」
を買うかどうかは微妙なところですが、安定感がより高く、恐怖感の無い良い板
です。
特に中回り・大回りで、間違いの無い良い板だと思いました。
良品です。
④VOLKL CROSSTIGER PLATINUM S 175cm
この板は同じVOLKLでも、以前僕が持っていた「じゃじゃ馬??」SUPER SP
ORTS 5☆と比べたら、相当に履きやすい普通のオールラウンドでした。
加重点も「ど真ん中やや後ろ目」だし、普通にカービングの板でした。
特筆すべき感動はありませんでしたが、履きやすい、怖くない良い板でした。
系統としては、やはり僕のNORDICAのMACH3の似たような類の板で、カービン
グの普通の感じでしょうか。
グラス系の板だと思いました。(メタル風の、どっしりとしてハリのある特性は感じま
せんでした)
⑤Hart C7.2MT SSF 170cm
ハートは試乗会では持ってきてくれた板も多いし、待たないで乗れるし、本当に良い
対応で、ありがたかったメーカーさんでした。
でこの板、オールラウンドの板ですが、僕の感じでは本当に「正しいメタルの板」
という感じがしました。
操作感はガッチリとしてシッカリ感が高く、板の重量もやや重めに感じられ、ハリも
強く感じられました。
スピードに強い板と感じられ、小回りも悪くは無いと思いますが、やや大回りを要求
してくるイメージがありました。
加重点はカービングの典型で、真上ど真ん中系で、切る時はやや後ろ目の意識
が良いと思います。
昔の滑りへの適合はそこそこでした。僕にはやや手ごわいメタル系に感じま
した。
⑥SALOMON 24 SERIES 172cm
この板はサロモンのオールラウンドです。24というのが、オールラウンドだそうです。
で、僕としては、この板は普通のグラス系のカービングの板という印象でしたが、
特別のおおっ!と言う感慨は残りませんでした。
加重点が特別広いとか、前を踏んでも大丈夫とか言うことは無く、そう言う僕の独特
の期待への性能と言う点では、ごくごく普通の板の感じでした。
加重点はど真ん中だし、やや後ろ目を踏むように要求してくるし…と言う板
でした。
もちろん悪い板ではないのですが、おじさんの要求する古い技術との適合性では、
特記事項はありませんでした。
⑦KEI-SKI Allround HIGH Performance R15 170cm
KEIスキーです。ビックリしました…この板。良いのです。
操作感がしっとりと大人の感じで、シッカリ・どっしりなのに、一方で何でもこなせる
軽快感も持ち合わせている…抜群の操作性の良さもあるのです。
トップ部分がシッカリしているように思われ、前半を踏める板ですし、
かなり気に入りました。
この板は前傾を許してくれます。加重点が広いのです。
でも、一方でやはり素性はカービングの板だから、真ん中加重がスイートスポット
だし…という基本は基本でありますので、言ってみればどこを踏んでも良い、
懐の深い…面白い良い板なのです。(Rは13と15と18がありましたので、
小回り派の方は13mでしょうかね?)
玉にキズは?お値段でしょうか?受注生産で値崩れしないみたいですし。チョット
手が出にくいです。前回の試乗会を含めて2番目くらいに欲しいと思いました。
この板、期せずしてelanのGSウエーブフレックスのフュージョンRSをやや重厚に
したような感じで、性質も似ていると思いました。
やはり欲しい板ですね。このKEIの板も多少メタルが入っているのでしょうかね??
…そんなシッカリ感がありました。
⑧FISCHER Worldcup RC PRO FLOWFLEX 170cm
フィッシャーのGSのセカンドモデル?を履いてみました。(穴は透明のプラで閉じ
られていて、風穴は空いていない板です。)
これは僕の好きなフィッシャーのプログレッサーをシッカリさせた感じの板ですが、
競技のセカンド?らしくハリがある板でした。
加重点についてはシッカリしているから前目も踏めますが、前に乗リ過ぎると板が
不安定にスキッドして、急減速します。…やはり「真上ど真ん中」で走らせる競
技系の板であります。僕はこの板にメタル系の特性を感じました。
シッカリ感が強いのですが、操作感はスポイルされていないので、そこそこに軽快
さは有りましたし、良い板です。
同社のPROGRESSORよりは、飛ばし屋に「より向く」と思います。
僕の場合は求める具体的な性能(古い技術でいけるか??!!)がありますから、
欲しい!?ところまでには至りませんでした。
⑨FISCHER PROGRESSOR 7 と 8 165cm
※写真は7だけですが、8も履きました。(今回の目的でもあります)
で、結論は、やはり8も相当良いのですが、8は板に「ハリと強さ」がある分、普通の
カービングスキーの特性である「やや後ろの加重点」などの素性が顔を出し
てきておりますので、僕には「7」がやっぱり最高でした。
7は板の柔らかさが絶妙で、前傾時、前に加重したときの引っかかりや減速も
少なく、板が綺麗にたわんでくれる感じがあり、これがブレや減速、引っかかりの
問題を防いでくれると思われ、古い技術の受容性・適合性が抜群でした。
やっぱり僕にとっては、「なんでもありの最高の操作性」でした。
この春のスキー試乗ではこのFISCHERのPROGRESSOR 7 がダントツの
一番だと(今回も)確認いたしました。(あくまで僕の固有の評価ですが…)
で、今回の試乗会での確認もしまして、予約に後悔は無いです。
間違っておりませんでした。
プログレッサーの8と9も本当に良い板なのですが、僕には少々オーバー・
パフォーマンス(過剰性能)なんでしょうねー(笑)。
カービングが下手な昔のスキーヤーですから
以上で、この春のおじさんスキーヤーの試乗会レポートも終了
となります。
この後はカービングターンへの道…が続いていくと思います。
よろしくお願いします。
僕はカービングスキーの加重点を土踏まずとか、カカトとか色々言ってきましたが、そもそもカービングスキーは、そう言う風に作られていると言うことが、わかって来ました。
(何台か乗って、土踏まず~カカトの加重点の板がほとんどでしたし…)
でも、僕が気にしていたのは、そもそも、そう言う作り…真上を踏むカービングの板…でも、中には、前めを踏んでも問題のでない、安定した板があるのではないか?と言う視点でした。
そう言う、僕らのような古い技術との親和性の高い板があれば、シニアの昔スキーヤーは何かと操作しやすいのでは??と思い、探していたのです…。
こういう目的のハッキリした板探しって、初めての経験ですし、とても面白かったです。
試乗会なんてのも、初めての参加でしたし。…僕なりに真面目にやりました(笑)
最近スキーを学んだ人から見たら、前傾過多の滑りなんて、信じられないでしょうけど…。
僕らの世代は、体が後傾して遅れてしまうより良いこと?だとして教わって来ていますので、体に染み付いているのです。
僕らもすぐに平成の滑りに変えられたら良いのですが、すぐに!完全に!は難しく、ふとした時に思わず昔の癖が出て、ヒヤッとしたりするので、それでも、うまく使える板が安心なのです。
今日は、シーズンも終わりの時期ですから、なんかこの辺の「こと」をチョット整理してみたくなって書いてみました。
あんまり意味が無い話ですかね??(笑)
ごめんなさい。
2009年3月28日の土曜日、新幹線利用のツアーにてGALA湯沢に行ってきました。
大宮に7時30分集合で、8時50分頃には新幹線「MAXたにがわ」はGALAに到着し、駅直結で=スキー場の入り口(カワバンカという建物)でした。凄い便利です。
で、ツアーの参加者は集合して、リフト券をもらって、ロッカー券を買って、宅急便を受け取り、更衣室で着替えて、ゴンドラ(ロープウエイ)でスキー場に移動です。
ゴンドラ降りると、そこはもう、いきなりレストハウスになっていました。
空いていました。この時期。
リフト待ちは5分くらいでしょうか…。(僕は一人なので、「お一人様優先の入り口」の利用で、ほぼリフト待ちはゼロでした。ラッキーです。)
※コースの写真です。ソーシャブル・リフトの上部から見下ろしたところです
いやー雪質は冬でした。しかも朝のうち11時くらいまでは、雪が降っていたので、この時期としたら最高のコンディションでした。
すぐにリフトとコースはほぼ全て行ってみました。
ここは、難しいコースがありませんし、コースが整備されているので厳しいコブもモーグルコース以外には殆どありません。楽です。
中斜面が多いので、ボーダーの天国かなぁとも思いました。
※レストハウス正面のクワッドリフト2つの乗り場の右側のコース
※レストハウス正面のクワッドリフト2つの乗り場の左側のコース
僕はクワッドリフトは一本分をノンストップで滑り降りますので、すぐに十数本のクワッドリフトをこなしてしまいました。
で、この調子でリフトのぶん回しをしていますと、すぐに疲れますので、「多め、長いめ」、に休憩を取ります。…年ですから…。
コーヒーを飲んで、ケーキなど食します。
休まないと脚力とインナーのバランス筋が悲鳴を上げますし…。
板はNORDICAのスピードマシンMACH3の178cm(下の写真)です。
この板は今年買ったのですが、前のモデルです。07-08年か?その前か?です。今年のは色が違います。
今回はジックリ履いて、この板のことが大変良く分かりました。
と言っても、先日の他のスキーの試乗会で、これを始めて履いた時の印象の通りで、変更はありませんでしたが…。
この板は、ズラして滑ることもできますが、シッカリ目のつくりのカービングの板です。小回りも問題無くこなせますですが、基本的には中回りに適している板のようです。
で、やはり美味しい加重点は「土踏まず~カカト」で、後ろ目です。それが僕にとっては今ひとつですが、全体的には過不足の無い良い板!?なんだと思います。
昔スキーヤーの僕の感覚からしたら、やや後ろ目に乗っておけば、良い切れるターンができるので、これはこれで良い板だと思います…。今回は、内足の腰前への曲げ・タタミもやって見て、正体気味のターンを遊びました。そんなに難しくは無いですが、本当に上手にできているのやら??です。
しかし、途中、かなり調子に乗って思いっきり飛ばしている時に、やや雪がボコボコと荒れた中斜面で、僕が前傾しすぎましたら、板がグラグラ振動して、大変不安定になり、落ち着いて操作できる感じまで、(復帰までに)チョット一瞬の時間が必要でした。
怖かったー。
本当に怖かった。
スピードをかなり出していて、緩いところからやや斜度のあるところへと、斜度が変わるところに飛び込んだので、グイッと前傾を強めたら、いきなりグラグラが始まってしまいました。本当にビックリでした。
スピードと斜度の高まりで、先行して前傾をとって、身体が後傾したり遅れたりしないように頑張るのは、昔は習得に苦労する良い技術だった筈なのですが、このスキーではこの前傾のテクニックは、美点どころか、欠点になる操作なんですね。…ショックでした。
お昼は一人で気楽ですし、やや早めに取りました。レストハウス 「チアーズ」で、煮込みハンバーグとコーヒーにしました。(僕はほとんど酒が飲めません)
普通に美味しかったですよ。サラダ・コーヒーもつけて1800円を超えましたが…。
と言うことで、午後も3時まで滑って、怪我をしないうちに、早めに下りのゴンドラに乗り、ふもとのカワバンカの温泉・温泉です。
※下りのゴンドラから街を望む。良い景色ですよね。
入浴後、荷造りして宅急便して、お土産を買って、解散です。お疲れ様でした。
でもツアーでも、ずっと一人ですから、ちと寂しいですね。
(ツアーで知り合った一人参加のおじさんも何人かいましたが、ウエアを着替えてしまうと、誰だかわかりませんので、スキー場では発見できませんでした。…ですので、ついにずーっと一人でしたね)
カービングターンへの道…です。
昭和のすべりのスキーヤーが、難しいカービング・ターンを、ダンダンものにできるように、近づけるようにと、…色々考えています。 題して…、、、
『昭和のすべり大改造、カービング・ターンへの道』でしょうか(笑)
そのうちスクールにも行こうと思っていますが、そこはそれ、昔は真剣にスキーをしていたので、頭の中には、それなりに理論めいたものもあるし、自分なりに理解しようとして?分析?はしています。
最近、僕なりにチョットづつ、カービングターンの特徴を考えていたのです…。
古いスキーとの違いで気づいたのは…。以下のような感じです。ランダムにあげていきます。
体系だっていませんで、ごめんなさい。
①昔はプレターンと言う、スキーのずらしを伴う「チェック動作」がありました。
板を「ジャッ」ってずらしてストックを突くチェック動作をして、その後、抱え込むか伸び上が
るかして、谷回りに入るようなターン技術だったんですねー。
カービング・ターンではチェッキング動作が殆どありませんね。そう言う風に見えます。
これがまず感じた特徴でした。 最近の動画を見ると、スキーヤーによってはストックワー
クがおろそかになるくらいに、チェック動作が希薄です。
これは本当にビックリでした。
実際に自分が滑ってもカービングの板を履いていると、左右交互にエッジを立て(角付け
して)板を踏むと、それで、パラレルターン風になるので、昔のような「谷回りに入
るための支えを作る動作」は本当に不要なのだなぁ…と思いました。
いちいち「谷回り」と言う意識すらない??とも思いますし…。
②この昔のチェック動作のことをSAJのデモの方は、しっかりストックを突いて行う「ストッピ
ング動作」と言ってらっしゃいました。
③こういう風に昔の技術がなっていた理由ですが、それは、大昔はフォールラインを二回
横切る谷回りのターンが大変難しかった…そう言う性能の道具だったからだと思います。
谷回りは習得が大変で、意を決して谷に飛び込む感じ(悲壮ですね)で、板をフラット
気味にして直滑降状態の恐怖と戦って、真剣に腰を入れ替え、エッジを立てて、
何とか曲げねばならないほど板が曲がらなかった!!からなのだと思います。
ターン内側への腰の入れ替えを必須とするほど曲がらない板だった??のです。
④今のカービングの板は踏めば曲がるのでこのフォールラインに向かった直滑降の状態
を危惧している暇も無いまま、板は回っていってしまいます。
それで、体のポジションも外向傾が殆ど不要で、正体気味の位置で左右の足の
加重の入れ替えと角付けをすれば谷回りをしてくれるのだと思います。
⑤実際初めてノーストックのままで、加重を左右の足に交互に加え、エッジを立てますと、
それだけでパラレルターン風になってしまった時は驚きましたが、さらにまた、直滑降の時
に板がブルブル左右にブレるのには参りました。
スキーとしては随分と別物です。サイドカーブが凄くきつくてベンド(曲げ・たわみ)は柔ら
かいし、トーション(ネジレ)には強いので、踏んだらターンを切っていく形になる。カーレ
ースのバンクみたいですね。
⑥カービングターンでは足を揃える事に無頓着。正体のまま外足に加重して踏みますから
腰の外向傾がないと内足の方が長くて内足加重になってしまうし、内足の持って行き所
が無い筈。しかも…??。
(カービングターンでは内腰のつり上げも無しで内倒しているから、内足の長さが長くて加重
も内足加重になる筈のところを、なんと肩幅に足を開いたまま、内足の膝を曲げて抱えて
しまうようにして脚をたたんでいます。←これは昔のスキーでは激しい反則行為??(爆)
でしょうね。)
⑦以上のことを逆手に取る言い方をしますと、
1)プレターン・チェックを入れるすべりを止める。(チェックを入れずケジメを付けない滑りに
する)
2)抜重はやや吸収抱え込み系を意識して行うが、イメージは左右の足に交互に加重をす
る感じ(踏み替え系??)
2)外向傾を最小限にしてドント外足の板に乗り、内足を抱えるようにたたんでターンをする。
3)体は正体気味を保つ。
⑧で、一つの仮説なのですが僕が悩んでいるのは、踏み替えの意識なのです。
昔は外足から外足に踏み替えたのですが、どうも、今のカービングのターンを見ている
と昔とは違うように見えます。
ターンの内足の(上に立つように)エッジを切り替えて次の外足を作る意識に見えます。
ここがどうも昔の踏み替えと違って見えます。
外足から外足に踏みかえる動作ではなくて、
内を次の外にする。
内足を切り替えて外足にする…
「内を外にし、内を外にする。」そう言う動作に見えます。
これはチョットのタイミングとか意識の差??くらいかもなんですが、そんな風に見えま
すね。カービングのターンでは、左右の加重の切り替えのタイミングが、昔の踏み替え
系より相当に早いと思います。スキーが横を向いて(山回りの後半)から踏み替えるの
が昔のスキーで…。
板が縦に(まさに谷回りのフォールライン方向)向いているうちに踏み替え始めるのが、
カービングターンではないでしょうか??
こんな感じでしょうか…。
こういう解説を考え、自分ながらにジックリ読み返してみますと、昭和のすべりのスキー
ヤーには多少ですが、理解が「し易い」様にも思います。
3月中にもう一回スキーに行こうかな??と思います。
GALA湯沢への日帰りツアー(スポーツクラブ主催)に参加しようと思っています・・・でも、
もう雪はベタベタでしょうね。さすがにねー。
※GALAのホームページからマップをお借りしました。
愛機?NORDICAのスピードマシンMACH3の長さ178cmを持って行きます。
先日試乗して大いに気に入った来シーズンモデルのフィッシャープログレッサー7は、まだ売っていないので、買えませんし…。
(5月の連休明けくらいに販売開始??とか聞いていますが…)
そういえば新幹線で行くGALAは荷物は宅急便とかで送れるはず…。
楽にノンビリ行こうと思います。
僕は半日滑ると満足しちゃうので、午後には手持ち無沙汰・・・暇になってしまってスキー場で帰る時間まで一人で間を持たせる方が大変でしょうが…。
そうそうGALAは温泉もあるとのことなので、ユックリ風呂にでも入りますかね…。
3月14日は春の嵐ですね。
せっかく休みになったのに、昨晩から強風吹き荒れる春の嵐です。
一部スキー場のHPでは、天候雨の予報も…。
で日帰りはあきらめました。
と言うことで今日は仕事や他の用事に有効に使います。
もともと仕事もあったのですが…(笑)
残念であります。
せめて降っているのが雪ならば良いのに、標高が低い地域では雨なんて
…トホホ
こういうのを、焼けボックイに火がついた!!と言うのでしょうか?
今週も週末にどこかの日帰りスキーに行きたい気分です。
困りましたね・・・。
浅間2000?
表万座?
近くて空いているところはどこでしょかね?
何しろ最近のスキー事情に疎くてダメです。
そうでした。
失礼しました。
抜けていました。
現用のスキーマテリアルは何だ?です。
板は何度か話が出ております NORDICAのスピードマシンMACH3…の178cmです。
で、靴ですが、HEADのS8とか言うモデルで、写真の青いのです。
柔らかめですがもっと柔くても良かったです。
昔、SAJのデモの本間さんに、ちょこっと1日だけ合宿に来て頂き、スキーを教えて頂いた時に、本間さんの靴が確か当時のノルディカのトップモデルでなく「中級モデルくらい」だったのが印象的でした。足首が入らないのはダメなんだよって言ってらっしゃいました。
自分のスキー靴のグレードは当時、結構ハイエンドだったので、凄く恥ずかしかったものです。
道具は見栄とかハッタリでなく、実質で選ばねば…と思いました。
この事は印象が深かったし、とても勉強になりました。
…おっと脱線してましたです。
で、ストックは御茶ノ水のミナミさんで「これで十分でしょ」って薦められた、ロシニョールのカーボンのストックと、昔のオガサカのストックがあります。
ウエアは数年前に買ったフェニックス…これの保温性は凄くて暑いくらいです。
学生の頃に愛用した(↓下の動画にも写っている)ボグナーの黒のウエア…スーツは、シルエットが大好きですが、寒くてたまりませんでした。
格好良さと引き換えに激寒!!(笑)どっちがイインダカ微妙です。
実はつい先日までは、板がフォルクルのスーパースポーツ ファイブスター!!でしたが、Rがきつくて、僕の技術で踏むと回り込みすぎて危険なので、手放しました(笑)。
正直に履きこなせなかった…と申し上げるべきでしょう。
なまじ、回らない頃の2mの板をまわす技術を身につけてしまっているので、今の踏んだら回ると言う、抜重もヘッタクレもない簡単に回る板ですと、技術が仇になり危険ですらあります。
皮肉なものですね(笑)
まあ、カービングスキーはスピードコントロールと安全性の面では、もう少し乗り手の意思を反映できるように、一考の余地があると思いますが…。
だってズラすって悪いことではないと思うんですよ。
競技の旗門だって、全て板のサイドカーブの自然な円弧の通りの間隔では立っていないし、…だから、ワールドカップのピステでさえも本当にズラシが無かったら、実際は滑れない筈だし、カービングでないと今のスキーで無い!!みたいな話しは、違和感がありますね(笑)。
ああ、そこまでは誰も言ってない!?ですかね(笑)
09-10年モデル スキー試乗会②(好きな事で元気が出る?)です。
下で動画で見ていただいた、こういう滑りのおじさん…(年配の方には僕と同じパターンの滑りが多いと思います…)が色々好きなことを言っている「板の試乗会」レポートのお話しの後半!!②です。
別名:シニアのスキー選び 2でしょうか・・・(笑)。 では早速。
⑥プリザードのGフォース ソニックIQ?と言う板です。
この板の上位機種、スーパーソニックの方は相当に評判の良い板だそうです。
で、このソニックの方は一個下のモデルだと思います。
僕の履いてみた感想は、自分のNORDICAのスピードマシンMACH3とかなり似ているなあ…と言う印象でした。
良いスキーで操作の感覚も軽い感じ、扱いやすい感じ、がしました。
総合的にも決して悪くは無いと思うのですが、足裏感覚はグラス系のキャリキャリ感のあるものですし、美味しい加重ポイントはど真ん中あたりからやや後ろ目??に感じられ、カービングスキーらしい特性だなあ…と思いました。(カービングスキーとしてのストライク??)
板の構造はサンドイッチだそうです…。キャップ構造じゃないんですね…。
僕にとっては、この加重点の許容範囲が前後に大きいか?どこを踏んでも回ってくれ、切れてくれるか?さらに、ずらしたい時にうまくズレてくれるか?という変わった??尺度が重要なので、こういう…普通だな…的な評価になりました。
切る滑りで気持ちよく行こうとすると、やや後ろを踏む必要があるのは…苦手なのです。
で、相当良いのですが、僕の求める昔の技術を許容する性能と、手抜き滑りでも、それを許す…誤魔化しが効く…という見方では、最高??ではない??4番目くらい??と思いました。
前後の加重点の広さと言う視点でも、「上の下」くらいの位置ではないでしょうか。
おー!!ダンダン贅沢を言うようになってますね。調子コイテて生意気ですね、ごめんなさい。
⑦K2のミウラ クラシックです。
オジサンは期待していた板ですが、最後に試乗したので、もう疲れていましたので、評価はややいい加減かも知れませんが…。(試乗は確か167cmでした)
反応がマイルドな(鈍い)板だなという感想以外、特段の強い印象が無いのです。
ただ切る傾向は強くなく、ズラしを許容してくれます。
さらに、加重点も印象があいまいでした。(やや後ろ目で、緩めのカービングの大回りをしました)
と言うことで、古い技術への適合性を、板のおっとりとした「良い意味のニブサ」でカバーした感じ…がしました。
疲れないだろうし、かなり良い落ち着いた板だけれど、もうチョット年をとってからかなあ…。なんて思いました。
イメージでは60歳以上?でしょうか・・・。
⑧フィッシャーのプログレッサー7です。
今回の試乗会で絶対に買うと決めた板はこれです。(試乗は170cm)
君に会いたかった。
この板にもっと早く出会っていたら、今までのカービングスキーへの嫌な感じは無かったでしょうに…。と言うくらい完璧でした。
加重点の前後の許容は抜群で、「切る」「ズラす」の許容度も大変広く、言ってみれば、
「何でもあり」
「何でもできる」操作性です。完璧なのです。興奮しました。
何しろ驚いたスキーでした。目が点です。
足裏感覚は、静かな印象で、キャリキャリしたグラス系のキャップ的な感覚もあまりありませんでした。で、履いた瞬間からなじんで、しっとり、しっくり来ました。
スピードのコントロール性が豊かだし、板の通るラインと、腰の通るラインを離す滑りでも行けます。この板に乗れて、今回の目的は達しました。
しかも、手抜きの滑りもできるし、良い板は疲れません。
このシッカリ感ならば・・・。なんでもOKです。
無理に欠点をあげれば、長い板が無いことです。170cmまでのラインアップです。
これで175cmとか180cmがあったらとなぁとは思います…。
(ちなみにキャリキャリ感自体が悪いとは思いません。僕の大好きだった、ダイナスターのオメグラスもこのキャリキャリした音質・感覚がありました。)
⑨フィッシャーのプログレッサー9です。
この板は、買いたい気持ち1番のプログレッサー7と兄弟の板なのに、なぜか、実は、
僕はあまり感心しませんでした。(履いた板の長さは170cm)
メタル使いの方が好きな特性かも??でした。
板にメタル系??に感じられるような独特のハリがあり。
加重点も後ろ目で、かなり走ります。この板。(この板がメタルかどうか分かりません…)
どちらかと言うとHEADのworld CUP ispeed に似ている性質だと思いました。
また、僕の求める「古い技術との適合性」では、やや板が走ってしまいがちだと思いました。
正しいメタル系の板…は、僕はあまり好きにはなれません。
感覚的にはこの板、メタル育ちの方にとっては完璧な板でしょうね・・・1番をHEADと争う??と思います。
⑩フォルクルの板、タイガーシャーク? パワースイッチです。(ちょっと名前があやふやですみません)(試乗した長さは170cm??だったと思います)
板の後ろのテールの表面に回すつまみがあって、それが板の表面左右にあるリブの中のバネのラインを引いたり戻したりします。
つまり金属バネの力でフレックスを変えています。
良い板だし、面白いですが、スイッチをミディアムで滑った限りでは、結構、普通のキャップの板だなあと感じました。(加重点はど真ん中で、よくあるカービングのパターンかなと思いましたが…。)
加重点の許容範囲はそれほど広く無く、普通に感じました。
時間が有ればスイッチを全部色々いじって3種類を滑れたのですが、今回は帰る時間になってしまい、そこまで試せませんでした。
素性は良い板だと思いますので、次回はジックリ履いてみたいです。
YOU TUBE に「昭和のすべり」or「昭和の滑り」(トホホ・疎外感ヒシヒシ??)をUPしました。
■20代前半・・学生時代の滑りの動画などを・・見て頂こうという訳でございます。
撮影場所は志賀高原の一ノ瀬スキー場と隣の高天が原(たかまがはら)です。
前半は一ノ瀬ダイアモンドで、後半が高天が原です。懐かしいですー。雪が多かったですね・・・。
温暖化は深刻な問題ですぅ…。
この時の板は…ダイナスターのオメグラスでしたが、この板は表面とサイドウォールが一体のコの字を下に向けたような構造で、グラス系の構造材でできており、オメガ構造と呼んでいました。
これは思いますに、今のキャップ構造に似たような作り…だと思います。
ベンドが柔らかなのにネジレに強い板でした。…長さは2mです。
靴はノルディカ(リルサンという素材のシェルで白と黒のツートン色)だった?と思います。
この動画は8mmのフィルムからのテレシネでビデオにしており、前半の2本の滑りはスローモーション撮影です。(上のサムネイルにもゴミが写ってますが、映写機のゴミが懐かしいです(笑))
スローモーションでアラが出ないように滑るって、結構大変??なんですよ・・。
動画(画面)になると、スキー場の現場で見てるのと違って、分析的に部分部分を見れちゃうから、なかなか合格点がもらえないのです。(僕も左腕の形に癖がありますし…)
3本目からの高天が原での映像は、スローモーションではありません。
で、斜面の上の方では結構なスピードを出して滑っています(笑)。
そのスピード感は、止まる時のエッジングの感じや、他のスキーヤーの方のスピードとの対比で、見て頂ければと思います。
まあ言い訳と説明はこれくらいにします。
色々、板について勝手に言っているヤツが、どういう滑りをしていたか見てください。
で、同じ系統の古い技術の方には、ご参考になると思っています。
ああ、こいつの滑りは俺と同じ系統だ…とか。
で、下のビデオが、
■30歳代の前半から後半へかけての動画です。
場所は苗場と戸隠です。
この頃は、板が、前半の苗場ではダイナスター(今のディナスター)のダイナスティーK(ケブラー)で後半の戸隠がおそらくロシニョールの7SK(ケブラー)でどっちも長さは2mです。
靴は大好きだった黄色いラングのTiiサーモですね。
これはビデオムービーからですが、画像は荒れますね。
ビデオ形式の変換をフリーソフトでやったのが良くなくて荒れるのでしょうかね??ところどころコマも落ちるみたいですし、動画って難しいです。そう言えば、苗場は混んでいて、バーンの端っこのベタ雪の緩斜面でしか撮影できなかったんですよー。
……今はガラガラなのに??…
白いジャケットのウエアからが戸隠の映像です。
戸隠では板は…ロシニョールの7SKですが、この板はグラス系で、スイートスポットの加重点がやや後ろ目(ロシはこれが多い)なので、僕は少々ストレス感じながら乗っていました。
戸隠一本目の小回り・中回り(白いジャケットの明るい画面)でも、自分としては実は、乗る位置をやや踵目にして、我慢して??滑っています。この滑り、走りも悪いし、なんかぎこちないですね。…こういうのって、本人は楽しくないですね。爽快感がありません。
本当はもっと前を踏みたい…。特にターン前半では体を先行して、もっと前にもって行きたい!!のですが、ロシだと、これはやってはダメで、じっと我慢なのですね。
ターン前半で前を踏んでも板が外側に逃げてしまうだけなのです。
ロシは、板が「後ろ目」の走れる加重点を決めて、そこを踏めと要求してくる感じです。
競技用の板では、走る!、早く滑る!!事が命ですから、後ろ目のここを踏めばビュンと走る…という性能は、とても良い事ですが…。素人が後ろ目を踏むと後傾になりやすいし、体が遅れてしまって転倒にもつながりやすいです。
ですので、こういう板の本当の性能を引き出すには、後ろを踏んでも破綻せずに腹筋、バランス筋の力で、板の走りに着いて行ける…と言う、選手の様な「強靭な肉体」が必要なのですねー。で、はっきり言いまして、僕はこの板を乗りこなせてませんでした(恥)。
それから、恥ずかしいですが、ここの大回りでは、ピョコピョコした大きな伸び上がり抜重をやってます。(仲間に見てもらうためでした…)
で、最後の映像はお約束??のお遊びで、プロペラターンです。
プロペラの割にはテールばっかりが振れていてイマイチです。
三十ウン才になってやること??じゃないですねー。無理です体力もバネも。
映画、「私をスキーに連れてって」にも、このプロペラターンを皆でやるシーンがありましたねー。楽しかったなー。
懐かしいでしょー。ご同輩!!
で、今はどうだ?…なんですが、最近は寂しい事にスキーには一人で行くので、ビデオ映像がないです。で、技術的には整地ではあまり??変わっていません。フラットバーンならほぼほぼ?昔同様です(本当に同様かは怪しい(笑))。
でも、急斜のコブはボロボロです(爆)。
と言うのは、最近では吸収動作の滑り(昔は「曲進系」とか(笑))がなんか面倒で、チェックしてターンみたいに誤魔化して横着してますから、若かりし日にコブが大好きで得意だったのに、「まるでダメお」君になってます。(笑)
滑り込みの日数もシーズンに2日とか3日ですから、そもそも話になりませんが・・・。
でも、これからまたスキーをやろうと思っています。
滑る老人になる!!
で、最後に一言!!
昭和のすべりで、悪り~か~!!??
09-10年モデル スキー試乗会①(趣味復活か?)のお話しでございます。(試乗した感想のレポートでございます)
先日、小生、信州の諏訪南まで出かけてきました。
実は、スキーの試乗会に行ってまいりました。で、来年(2010年)のスキーのニューモデルに沢山乗ってきたのです。
本当に楽しい体験でした。試乗会に参加したのは生まれて初めて(大げさですな)でしたし。
この試乗会はICI石井さんの松本店さん…主催の、貴重な?チャンスなのでした。
ICIさん、ありがとうございました。
今まで小生は、6歳でスキーを初め、小学校時代はSAJのスキースクールに入りまくりでしたので、結構お上手??です(笑)←自分で言うかボケッ??ですが・・・。
従兄弟がレーシング(SRA)のプロスキーヤーでしたので、たまには一緒に滑ってもらったのですが、彼からの評価は、「お前はだいたい準指導員レベルだな?…」などと言われておりました。
それから基礎的なデータですが、僕は身長が173cmで、体重が64kgくらいです。靴のサイズ25.5cmでアメリカサイズだと7.5です。板を履いてみた感想では、結構、体重は影響があると思います。
同じくらいの体重の方には、よりご参考になるのでは?…と思われます。
【近いうちに昔の8mmフィルムからテレシネした大昔のカタカタした?動画や、30代の頃のビデオ映像もお見せします。(お恥ずかしいですが…)】
試乗会でスキーを履いてみて、「どうこう」なんて意見を言うのは、絶対的な性能の話ではなく、僕のような滑りのおじさんの場合はこう思った、こう感じたという話に過ぎません。
ですから、前提として、このオジサンはどんな滑りするヤツかを見て頂きませんと、申し訳ない訳で、何しろ見て頂いて、「ああ、俺もこういう古い滑りの仲間だ」などと、ご参考にしていただければ、この試乗会のレポートも本懐をとげられます。
雑誌のマテリアルのレポ-トとかも見ますが、最近では、僕のような典型的な昔の技術をベースに、今のカービング技術も少々かじって、一応「ちゃんぽん」で両方使う人間が板のレポートをしたリする事は殆ど無いと思います。(皆、現役でメチャメチャうまい人ばかりだから)
そうそう。おじさん達の技術は、今では相当マイノリティーなんだと思いますし。
でもですよ。僕達も、折角、昔の技術を苦労して学んだんだから、今のカービングも取り入れつつ、でも一方で、かつての曲がんない板を曲げてきたと言うホコリも捨てずに、楽しく共存して行ければ!!と思うのです。
まあ、この手の話は、説明や理屈を抜きにして、普通に考えても、「こういう板が良い!!」なんて生意気な話をするんですから、「本当にお前滑れるんか?」「お前に板の違いが分かるんか?」…と思われるのは当然ですからね…。
それと、真面目にお話ししますと、実は新しいカービングスキーになってから、どうもうまく滑れないと言いますか、スキーがつまらない!!と言いますか…、自分は悩んでいましたので、おそらく似たようなお悩みのありそうな同じ年回りのご同輩…の皆様に多少でも、ご参考になればと思い、自分の滑り同様、今回の試乗会の感想なども、お知らせする事にいたしました。
で、2月28日 早朝5時、首都圏を出発して、日帰りで行って来ました…富士見パノラマスキー場。
ICI石井スポーツさん主催の会場には、各スキーメーカーさんの「のぼり」がはためいていました。盛り上がりますね、雰囲気が!
で、気になっていたモデルを結構履きました。
試乗のミッション?は
「古い技術で気持ちよく滑れるか?」
「パワーレスな滑りをしてもそこそこ格好付く滑りになるか?」です。明快です。(笑)
…今回の参加自体が、題して:シニアのスキー選びというウワサもありますが(笑)。
まずは、オガサカです。ある方から薦められていた、オガサカのKC-RV17の後継はどれですか?とメーカーの担当の方に聞きましたら、一般の方用の板は、これからはKEOSケオッズに統一!!とのお答えです。
KC-RV17が良いと薦められたんですよ…と言いましたら、これが今後の後継機種です…と言われたのが、、、、
①オガサカのKEOSのRFでした。
試乗用の板は160cm・・・すでに短いのしか会場に残ってなかったのです。
試乗した感じは、このRF、かないり良いフィーリングでした。
僕のような昔の・・外向傾のフォームで内腰を吊り上げる様な体勢を使い、なおかつ「グラス使い」・・・メタルの板を履くと履きこなせないと言うか、どうも調子が出ないタイプ・・・(スキーをうまくなる上達の過程で、グラスファイバーのスキーを使っていたので、その踏み応えを体が覚えてしまい、メタルの板の踏んだ感じに対して、体がうまく対応できないからでしょうか・・僕はメタルの板を履くと体が遅れたり、どうも滑っている時に、微妙にうまく行かなくてスッキリしないし気持ち悪かったりします)…でもこのRFは普通に履けました。(グラス系なんでしょうね)
長さは160cmと短い板でした。操作感では、切る・ズラすも自在で結構、楽しい感じでした。
加重するポイントも前後に「多少」ですが、許容範囲があり、やや前傾でもOKでした。
親指の拇指丘で加重できる板でしたし…。
しかし、驚いたのは急斜面の起伏の時に、チョット前に加重が入りすぎたら、いきなり不安定になり、トップが引っかかってテールが流れてしまいました。そうです、下手だからなんですが…。
板が短いのも多少影響はあると思いますが、前傾が過多になりがちな=おじさんの技術を許容する・・と言うよりは、やはり今のカービングスキーの性能なのですね。
本来、過度の前傾はダメですね。
板の設計どおりの「切れる滑り」のためには加重のスイートスポットは「土踏まずの位置」あたりのフィーリングでしょうかね。
【…ところで僕はカービングスキーはそのうち、扱いの難しさと危険性への反省?で、サイドカーブが緩くなり板の長さも多少長くなると予想していますが・・・これは又ジックリ書きます。(板は「ズラす」が基本で、ここぞの滑りの時に自分の技術で「切る滑り」をするのが良いと思うのです。それは、スピードコントロールの面でも、安全であり、板のカーブで切れて曲がってしまうのは「違う!!」と思いますのです…古いでしょ!!(笑))。】
このRFは、履いている時の足に伝わる振動などの感じ…はメタルの踏み加減でもなく、ややキャリキャリした音質?の感覚で、グラス系の樹脂のキャップの構造の板に近い振動や、滑走感覚がやや?ありました。
全体的には、僕の昔の技術との親和性は〇で、良い板だと思いましたし、175cmくらいの長目の板だったったら欲しい??かも??と言う結果でした。
②オガサカのもう一本はTC-SRというデモ用の大回りの板で…182cm位だったと思います。
これは明確な個性の板でした。僕には手に負えません。
板は自分のサイドカーブどおり、大回りの円弧で(勝手に)切れて走ろうとしますし、加重の美味しいところは踵寄りで、ヒールで踏むと走るし、切れる板でした。
僕はターン前半前傾して谷に飛び込み、ターンの後半にほんのチョットやや後ろに体をスイングする滑りが気持ち良いので、こういう走る・切れる…のためには「踵を踏む必要」のある板はあまり好きでなく、ダメでした。
板自体は長いだけあって重厚感もあるし、落ち着きがありました。
ズレにくい板だし、ショートターンは振り回しにくかったですね・・さすがに。
この板の足裏に感じる感覚は、特に特徴を覚えていないので、キャップのようなキャリキャリ感は少なかったと思います。サンドイッチ構造でややメタル入り?でしょうか??
この板は、古い技術との親和性が少ないカービングの大回りの板で、スイートスポットは踵!!と思いました。
僕が買う候補にはなりませんでした…。
それでは、次の板です。
③elanのGSウエーブフレックスのフュージョンRSでしょうか。
写真の板でして、表面が波打つように板の厚いところ薄いところがあり、「ウエーブ」しています。
選手用でないGS大回りタイプだそうです。
170cmだったと思います。
結論から言いますと、このスキーは大変に好感触で、僕のような昔の技術との親和性も高く、凄く良い板でした。2番目に欲しい板でした。
足の裏にくる感覚では、キャップ構造のような、キャリキャリした音…と言うか…そう言う感覚は有りませんで、例の振動?が無く…静かな板でした。(例の振動なんて、勝手な表現ですみません)(※この板はどうもメタル系の板のようですが、それを感じさせない仕上がりですね…グラス系みたいに感じました)
カービングスキーとしてはズラシも踏み込んでのカービングも、両方なんでも許容してくれるし、乗る位置…つまり、美味しい加重するポイントも広めで…拇指丘のあたりでもOKでした。
もちろん後ろ目の踵付近で踏んでも切れるし走ります…が…。
エランのこの板は乗る位置をピンポイントで要求しないスキー板で、すべる最中に前後に踏む位置を変えても問題なく綺麗なターンが描ける板…でした。
こういう「おおらかな特性」は僕のような昔の技術の人間には大変助かります。
板の性能を引き出そうとして前後にどうしても多少はスイングして滑りますし…。
気合を入れない時、スピードを抑える時は、かなりズラシても滑りますから。
で、ご同輩の昔の技術のスキーの方で、グラス育ちの方でしたら、この板は相当気に入ると思います。(これはメタル系の板のようですが、メタル育ちの方が、これをなんと仰るかは想像が付かず不明です。)
あるスキーショップで、エランが相当良い!とは聞いておりましたが、確かに良い板です。
欲しいですねー。
自分に合う板だと疲れませんし、結局パワレスな滑りも、これでなら行けるのが分かりました…。
オジサンとしては、久しぶりの「物欲」です。なーんちて。(笑)
これらは、あくまで昔のスキーヤーの一意見でございますので、ご寛容にお願いします。
次の板は、デザインも良くて評判も高いので、かなり気になっていた…
④HEAD の WORLD CUP ispeed です。
これは昔、僕の父親が乗っていたヘッドスキーの銘機…真っ黒な「720」と言う機種を履いて以来の本当に久しぶりのHEADなんです。ワクワクしました。
当時のヘッドは「ヨヨヨヨヨーン」という感じのメタルの振動が酷くて、エッジングが振動に影響されて飛び飛びになる感じで、滑りが安定しませんでした。
そう言うメタルの印象を持っている僕が、この新しいヘッドを履いて思ったのは、「おお、メタルスキーの振動のネガティブ面を全然!感じない!」と言う感覚でした。
グラス系みたいなメタルスキー。
相当に良いスキーで大回り・中回りを中心に、カービングの板らしく良く切れますが、ズラシはそんなに得意で無い感じがしました。
しかし、やはりメタルはメタル。グラス使いの僕には、手ごわい板でした。
足裏に重厚な感覚があり、粘るような息の長い返りが感じられました。(グラスのテンポの速い瞬間的な返りではなく、グイーンと長く押し返してくる感じ…とでも言うのでしょうか…)
凄く良いスキーだなと思ったのですが、僕の滑りを…かなりこの板に合わせて勉強して変化させないといけない…とも思いました。オッサンには、もうその修行の時間がありませんが。
この板のスイートスポットは、やや後ろ目の、踵付近のあたりで、そこを踏むと気持ちよく切って回れる加重点があると思いました。
僕の苦手な…うまく後ろを踏むと気持ちよく切れるけど、下手に後ろを踏むと「走ってしまって大変なメタルスキーの素質」があるとは思いました。
メタルの板が走ったら、上体が後傾になら無いように、ついていくのが「精一杯」の僕ですから。
と言うことで、この板、「メタル使い」の方には堪らない程「よい武器」になるのでは?と感じましたが、「グラス使い」の僕には手に余る特性でした。
加重点…やや踵目がお好きなら完璧でしょうね、この板。…と思いました。
次の板は
⑤アトミックのバリオフレックスのデモ・モデルです。
この板は、僕には、キャップ構造のキャリキャリ感振動がある普通の「良いスキー板」と言う印象でございました。(試乗会にいらしたアトミック関係の方によれば、この板は実際はサンドイッチ構造らしいのですが…僕にはグラス系のキャップ構造に感じられました)
ただ特筆するべきは、ちょっとトップの方の押さえが効いている様な感覚がありました。
これは見た目に引っ張られた印象…かもしれませんが…。
自分の所有するNORDICAのスピードマシンMACH3と似たような感じ…とでも言いますか、欠点が少ないですが、僕の望む昔の技術との親和性、ズラシとカービングのバランスなどの観点では、かなり現代の技術に適合する「正しいカービング技術の板だ」…と思いました。
このATOMICの板は昔の技術との適合性はそれほど良くないという感じで、僕には感動はありませんでした。
これは僕が古い滑りですし、言わばただの下手だから…ですね。ごめんなさい。
2008年2月9日の土曜日、栃木の那須塩原から近い・・・ハンターマウンテン・スキー場に日帰りでスキーに行って来ました。(ハンターにはこれで4回目くらい・・です・・)
都心から近いのに、意外に広いスキー場で、ロープウエイで登ると結構長距離?を滑れます。上の方は斜度がやや急で、うまい人向きで、下のほうがなだらかで初心者向き・・・。
分かりやすい斜度とコースのレイアウトになっています。
※ハンタマのHPからマップをお借りしました。
左右の幅は結構あるので、コースは複数に分かれています。
朝のうちは混んでいないので快適!!
今年は雪質も良好で気持ちよく滑れました・・・。
ハンタマは早朝スキーで頑張って滑って、早く帰る・・・をお勧めいたします。
我々は早々に引き上げ、帰りに温泉につかり・・・それでも渋滞は無かったのです。
ゲレ食は・・・今も昔も・・こういうものでしょうか?・・・コメントは控えめにしましょうね・・・。
小生の食べたハンタマラーメン・・・健康っぽいのですが、一味足りない感じでした・・・。
で、スキーです・・・。
・・・小生、学生時代はスキーのクラブに所属してました!!・・・。
といっても、ここのところは・・・もうオヤジですので、スキーは2006年に1回、日帰りで「みつまた・かぐら」・・に行って以来という程のテイタラクですが・・・。
昨シーズンがマルマル空白になってしまってました。
ずいぶん・・久しぶりな感じですが、スキーは自転車と一緒で、体が覚えているので、それなりに滑れます。
ただ新しい道具(板を短いカービング・スキー・・・にしています)なので、昔の技術との適合性が悪いのです。
※これがボルクルのスーパースポーツ?ファイブスター?・・・・小生の板です・・・。
ガッツリと外向傾のフォームで・・・内腰の吊り上げ・・・の滑りですから・・・小生。
今の道具で、これを調子コイテやりますと、急激に曲がり過ぎて、体が捩れて吹っ飛びます・・・。
ドッヒャー!!です。
本当に怖いです・・・これが・・・。
想定したラインより、はるかに小回りしちゃうんです・・・。今の板は・・・。
でも、まあ50歳を過ぎておりますので、無理はしませんし、怖いと横滑りをガッチリ入れてスピード制御をします。
でも・・・今のスキーは進行方向に正体のフォームで、ちょっと外足を踏むだけで曲がりますから、簡単といえば簡単ですが、小生のような昔スキーヤーには・・・実はスピードの制御が難しいです。
どんどん加速していきますから・・・。
次回は昔の198cmのロシニョールの7SKを持って行こうか・・・とか思う次第です・・・。
靴も一昨年買い換えてます・・・愛用のラングが壊れHEADです。これも結構痺れます・・。