会社のトイレの掃除のことなんですが、これをずっと?続けています。
小さい会社ですから、トイレと言っても洋式の便器が一つあり、手前の部屋に手を洗うところがあるだけです。
ドア→手洗い→ドア→トイレ・・・・です。
で、会社は10時からですが、僕は大体9時チョッとすぎに出社します。
毎週月曜日は掃除の日です。(汚れていると木曜日にもトイレの掃除はしますが…)
僕は使い捨ての手袋…「毛染め」についてくるようなビニールの手袋…をしてトイレを徹底的に掃除しています。
雑巾バケツと洗剤のスプレー、ブラシ類でやります。
温水洗浄便座のノズル回りの掃除からスタートして便器の中、外、床、壁。
で、手前の手洗いの陶器の流しのカルシューム汚れや水道のカランのクモリをクレンザー(カネヨン)などできれいにします。
会社は古いビルで、和式だったのを入居時に大家さんが洋式に改造してくれていて、少々壁だの床だのも手入れをしてくれているのですが、元々古いので、トイレにはあのアンモニア臭がありました。
しかし、不思議なものでこうして綺麗にしていると匂いはなくなります。
で、この掃除で気づいたこと。
人間が生きるって事は設備を汚すって事だなあ…と。
特に男は、洋式トイレで立って小用をすると、周囲におしっこがはねるので、匂いの原因となると言う事。
トイレで髪を掻き揚げる人が多いらしく、トイレには結構、毛髪が落ちていること。
これは、「するな」と言うことでなく、トイレで髪を弄るのなら後でそれを拾うという仕事ができると言う話しだし、男が立って小用をするのは良いけど、その分後でまとめてチャンと床や壁を洗剤で拭いて綺麗にしないと、臭いトイレを使わなければならなくなるのです。
自分のしている事は、全ては自分達に帰ってきますね。…トイレもそうですね。
僕は、この便所掃除に対して、ある意味で「仕事の原点のような感じ」がしてきています。
トイレ掃除は特段やりたい事では無いけれど、やらないと困るし、やればやったで、自分も皆も気持ち良いし、快適。
普通の仕事には、好きな事、やりたい事も多いので、ずばり当てはまらないですし、僕がトイレ掃除が好きなわけではないけど、こういうことをチャンとできるようでないと、僕のような愚鈍な者は、すぐに謙虚さを忘れたり、人の話を聴かない尊大な態度になったりしてしまうから、原点?を大事に思っています。
うー。
僕の感覚を素直に、かつ、うまく説明できませんが、トイレを一生懸命綺麗にするのは、自分のためですが、これを使う社員の皆に日頃頑張ってくれているお礼を言っているような気分もあるのです。
まだまだ駆け出しの会社です。僕は月曜の便所掃除を続けます。