たんばらに行ってきました。
実は志賀の横手山と渋峠を目指して日曜4月26日の早朝に出発したのですが、途中、渋峠が雪のため通行止め…の情報で、急遽行き先を変更。
沼田から近い「たんばら」になったのです。
もっとも僕だけでしたら4輪駆動で4輪スタッドレスなので、問題ないのですが知人とスキー場でおち会う事になっていました。
僕は、どうしても横手に行けない運命?「めぐり合わせ」でしょうか?(大げさです)
学生の頃、合宿で良く行った想い出のスキー場なのに、遠いのとスキーを引退していたので全然行っていないのです。
縁が無い(笑)
「たんばら」は写真でご覧のように、雪がかなり汚れており、突然ブレーキが掛かる「場所」が所々にありましたが、充分滑れました。
この時期ですから贅沢は言えません。
それと、この日の午前中だけで大変多様な天候を経験できました。
朝、 大雨(7時過ぎに到着した時)
その後、小雨
で、 雹
で、 雪
で、 晴れ
でした。
面白い天候でしたが、晴れてくれたので、良かったですね。
板は古いディナスターと今までのNORDICA MACH3を持って行きました。
友人にこのノルディカを履いてもらい、僕がディナスターで追いかけますと、やはり同じラインで大回りをした場合、カービングスキーにノーマルの板で付いて行くのは厳しいと分かりました。
カービングは速いんです。
特に、この日のような「滑らない悪雪」だと、より厳しいと感じたのです。
ノーマルの板は頑張ってずらさないようにカービングターンをしても、やはりサイドカーブが無いので、減速を伴います。
カービングスキーは速いです。(…これは思っていたとおりなのですが)
一方、ノーマルの板の良さも分かりました。
ノーマルの板はコントロールが必然ですので安定しています、言い換えますとズラシやコントロールをしていないと曲がりませんから…。
終始、板を自分のコントロール下に置いているのがノーマルスキーです。
加重点をターン前半で前にして、後半で後ろにして走らせたり、また悪雪では、わざと後ろに乗って板を浮かせてスキッドさせて操作したり…。
ノーマルの板はやはり「安定していて安全!!」この安全性だけは強く感じました。
ですので、今後は両者の良い点を取り入れた板が望ましいのではと思っています。
僕のイメージでは、長さが185cmくらいで、サイドカーブを弱め、スキッディングで曲がる要素を取り入れた中間的な性能の板が、一般スキーヤーの快適性と安全性にバランスよく寄与するように思います。
しかし、カービングスキーの上達の簡単さは、やはり捨てがたく、あの、左右に膝を倒しながら入れ替えればパラレルターンになるという良さは、板の製造・設計技術の変革・進歩そのものですね。
スキーの醍醐味のパラレルターンに、すぐに入って行けるのは、絶対に良いことですし…。
考えてみれば、外向傾を作って、板のズレに乗っていく滑りは、足元が谷側にズレて掬われるようになっても、転ばないための技術だったと思います。
今のカービングの板は、エッジグリップが非常に良いので、ズレる前に切れて曲がりますから、板のズレで足を掬われる事への予防姿勢や対応は不要ですね。
だから正体で内倒のポジションでも問題がないのでしょう。
ノーマルの板だと下手に内倒していると、板がチョッとズッたら一瞬でコケますから…。
逆に僕の課題は、カービングスキーを信じて、内脚を畳んで内倒していく事をできるようにならないと駄目なんですね。…これはこれで意識の変革が必要でとっつき難いですが…。
そうそう、この日、ノーマルが勝ったのは、緩斜面のクラウチング姿勢の直滑降競争でした。
これはノーマルの方が圧倒的に速かった(笑)
と言うようなわけで、この「たんばら」も面白い「日帰りスキーの会」…になりました。
友人と僕の会話…。
友人「先輩、腐っても鯛の滑りですね?ノーマルの板だし珍しいし!」
僕「え?腐ってしまった鯛?だって?」(笑)
とうとう老化が耳にまで来た???。
当日の動画は下です。シニアのスキーヤーは止まりそうな悪雪で、回しにくくて、苦労しています(笑)。板は写真のディナスター195cmです。やはり何年もスキーから遠ざかっていたし、学生の頃と比べると「駄目な滑り」になっています。仕方ないですね。30年以上経ってますからね。
追記
(NORDICAのMACH3は、これを気に入った友人に、その場で買われて彼の元に行きました。
余生は彼と過ごします。このNORDICA、実滑走3日くらいで、僕とは非常に短い縁でした。
僕は次は予約したFISCHER PROGRESSOR 7 で頑張るのです。)