アナログレコードとCDの聴き比べ・・・これを狙っていた訳ではないのですが、同一のソフトで、アナログレコードとCDの聴き比べをやりましたので、今回は、そのご報告をいたします。
比較したタイトルは 『THE SOUND OF MUSIC』 (サウンド・オブ・ミュージック・・サントラ)です。
※40年前のアナログのジャケット写真です。ナント定価2000円!!
このレコードは、たまたま小生が亡父から受け継いだアナログレコードの中に有ったものです。
この名作ミュージカルのサントラ盤は小生、中学生の頃から大好きだったので、幾度と無く聴いておりますし、この映画もいまだにぱっと見て「どのシーンか」を説明できるほど頭に入っております。
※レコードジャケットの中には、見開きでこういう映画の写真や歌詞の日本語対訳などが入っていました。・・・豪華なジャケットですね。
で、まず、このアナログを現在の装置で聴いてみて、思ったのは、宿命的なプツプツノイズは有るものの、『なかなか良い音だぞ!こりゃあ!!』・・でした。
レコードは、ふくよかで厚みがある音と言いますか、響きが豊かで、主演のジュリー・アンドリュースさんの声を聴いても、なんとも良い実在感というか、艶があります。
このレコードをもっと普段(車でも)聞こうと思い、取り扱いの楽なCD-Rに焼こうと思って弄っていました。
かつて針が盤面を擦ってしまったような、線上の傷のためか、厳しいノイズも所々にあり、さすがに
40年の歳月を感じるレコードなんですが、まだ結構聴けるのも驚きです。
で、こうなるとCDはどうなんだろう??と興味が湧いて、アマゾンさんを見てみたら、サウンド・オブ・ミュージックのCDは数種出ていました。
特に40周年の記念のCDで、同じ曲でも違うシーンで使われた少々違うテイクや、監督?さんの(英語)インタビュー付きのもの・・・いわゆるテンコ盛りの27曲入りCDが、1890円(新品、アマゾンの価格)であったので、さっそく買ってみました・・・。
と、こういう経緯で、今回の比較・・・・同一の曲をタイミングを合わせて再生し、プリアンプで切り替えて比較する・・・をやりましたのです。
で・・・・。勝負はあっという間に付いてしまいました。
完全にアナログの圧勝・・・・でした。・・・勝負になっていません。
デジタルはノイズはありませんが、強調されたように高域が強めで、かつ、低音が不足気味で、全体の音の響きも細く、薄く感じられ・・・情報量が少ないようにも思えました。
ギスギスと痩せてしまった音楽・・・・そう言う音がCDの音でした・・・。
この結果は一曲目の途中、前奏部からボーカルが入って30秒以内??で明確になってしまいました・・・。
意外でした・・・。
ここまでの大きな違いがあるとは・・・・。アナログがこんなに良いなんて・・・。
CDも2005年の リマスタリング版 で、悪い音源ではないと思うのですが・・・。
(もしかして、リマスタリングのエンジニアが・・・ユーミンのアルバムをやっているバーニー・グルンドマン氏だったら良かったのかも・・・・なーんて思いますが・・・)
今後は、このアナログから焼いたCD-Rを車で聞きましょう・・・・。
と言うことで結構楽しい実験でした。
・・・CDはCDで、レコードには入っていない色々な曲・音源が収録されていますし、ノイズも無いので、「これはこれで良い(資料)」なのです。
また・・・豪華な・・・・解説の日本語(白黒印刷)の別冊パンフも入っており、この中に歌詞の対訳もあるので、1890円(送料込み)はお安いと思います。
40年以上も前の映画・・・エバーグリーンですね。サウンド・オブ・ミュージック・・・。
子供達には・・・後世まで、ずーっと見せたい映画ですねー・・・名作です。