拙宅の愚息は中学生です。
で、ゲームは好きなようですね。
先日PS2のコントローラーのアナログスティック(グリグリ)が壊れたなどと言ってきました・・・。
ということで、今回は、PS2 コントローラー修理 の巻きです。
ヤツは幼児期から、おもちゃは何でも父ちゃんに治してもらえると思っています。
まあ、父ちゃんは元・・・「おもちゃメーカーの開発マン」でしたから・・・・。プラレールだ何だ、マメに修理してきましたから・・・。
で今回はゲームコントローラー・・です。
こりゃあいけません。
5,000円位するワイヤレスのコントローラーの、『グリグリ』が、中で「ぐらぐらして」効かないのです。右側がカラカラと動いており、コントロール不能です。
また買うと、このコントローラーの値段は「かなり痛い・・・」ので、修理をすると決めました。
バラします。
裏側からネジが9本・・・電池ボックスの中にもネジがあります・・・これ意外に忘れがち。
パカッと割れます。プラの本体の上下のパーツの爪の勘合は、家電品のリモコンなどと違い、素直に真っ直ぐ抜くと抜けます。・・・これは楽で安心です。
バラしてみると、右のレバーはポストが割れ、左はポストにひびが入っており、結局、両方とも修理となったのです。
グリーンの基盤をとめているネジは2本です。電池ボックスのバネの端子を曲げないように、下側のプラ本体をそっと真っ直ぐ抜くと、基盤もフリーになります。グリグリが見えます。(これは修理済みの写真です)
下の写真は修理済みのコントローラーのレバーの裏側です。(割れた部分です)
この故障の場合、コントローラーのパイプ状の柱(プラスチックのポスト)が割れていましたので、瞬間接着剤でまず形だけ直し、その後、ポストの周りに補強として、ちょうど良い大きさの輪っかにしたステンレスの針金の輪を取り付けます。
さらにその針金が付いたポストの外側、周囲全体をエポキシ接着剤で埋めて固めてしまいます。
鉄筋コンクリートに例えますと・・・・・・。
ちょうど鉄筋がステンレスの針金、
コンクリートがエポキシ接着剤・・・です。
で、エポキシ接着剤の完全硬化後に、微調整をします。
このレバーを本体の基盤に取り付けた時に、周りの電子部品と擦れたり当たったりしそうな・・・出っ張りを削るのです。
エポキシの塊は結構硬いので、ミニ・ルーターで削ってしまいます。
写真では透明の接着剤が曇っているところ・・・が削ったところ・・・ポストの周りに直径6mm位の銀色の針金の輪が(ステンレスの針金)見えますね・・・。
で、これを元通りに組み立てて修理完了です。
・・・少々レバーに質量が付いたので、倒したレバーのバネによる戻りのスピード・・が悪いかも知れませんが、強度は抜群です。
ポストがムクですから・・・。
修理後、愚息はまたドラゴンボールで強烈に「グリグリ」やってます。
困ったもんです~~~~。
でも・・・もう壊れないでしょう・・・。