弊社でも何人か一緒に仕事をして付き合ってきた団塊ジュニアと呼ばれる人たち・・・・。
今28歳とか30歳とかの若い人たちです・・・。
で、付き合ってみて一緒に仕事をしてみて・・・驚いた・・・ことが有りました。
彼らは・・意外に・・簡単に精神的に疲れてしまって?、会社に来なくなっちゃうのです。
これ・・・言ってみれば『団塊ジュニアの出社拒否症』・・・でしょうか・・・。
仕事が嫌になったと言いましょうか・・、昔で言うノイローゼ??でしょうか・・・今なら心身症??でしょうかね・・・。
小生、彼らを憎い訳でもなく、大事な人たちなので、何とか分析して原因を探ろうとか、また、ウチの会社に問題があったら・・改善しようとか考えて行動しました。
もちろん、こういう微妙な事は、一面的な、一方的な理解だけでは大変危険でありますし、決め付けてはなりませんが、(当然、ウチは忙しいですし、会社の問題もゼロではありません・・・・)彼らの口から、なんか真相に近づけそうな、特徴的な話しを聞くことができましたのです。
彼らは
何しろ「格好を付け」ます・・・。
イジメと競争社会の学校で育った「ええ格好しい世代」なのだと思います。
色々聞いてまず驚くのが・・・。
友人、とりわけ親友にさえ腹を割らない・・・ぶっちゃけ的に本当のことを言わない・・・のです。
小生たちオジサンの世代は、これはと思って信用した友人には、・・・何でも・・・恥ずかしいことですら、自分の失敗・大チョンボでさえ・・・それこそ何でも話したものです。
文字通り、一緒に泣いて笑って・・・でした。
しかし彼ら団塊のジュニアさんたちは、親友?にも言いません。
学生時代、友人にそんなことを言ったら馬鹿にされるし、相手にされなくなったり、イジメられたりしたら・・・たまらないから・・・という感覚だそうです・・・。
この感覚が、『びっくりコキ麻呂!!』です (またまた登場アンナ・・・)
彼らは仕事に関しても弱みを見せません・・・これが困るのですが・・・。
できない・分からない・難しい仕事を言いつけられても、『できません』『分かりません』とは言わないのです。
聞いてくれれば教えられるし、面倒も見れるのですが、『強力な格好付け』ですので、『やれます』とか、『今やってます』とか答えます・・・。
そして数ヵ月後、仕事が何も進んでいなかった彼らは、「突然」この『手付かず』の事態の発覚と同時に、出社ができなくなってしまうのです。
複数の人間でチームを構成しているときも、似たようなことがあります。
チームの皆に、これは俺は分からないから助けてくれ!!とか、誰か詳しい人はいないか?とか聞きません。
「当然よく知っているし、俺一人でできる」みたいな顔をしています・・・・。
で、2ヵ月後・・・仕事は何も進んでいなくて、スケジュールがデッドエンドに座礁します・・・。
そうなると休みがちになったりして・・・会社に来なくなってきます。
良い意味で見れば彼らは自分の真面目さと責任感に押しつぶされた状態でしょう。
悪く見れば完全に『自爆』ですね。
小生は彼らに・・・
●『知らない』
●『できない』
●『分からない』
ことは何も悪くない・・問題ない・・・と言いたいです。
人に聞いて、教えてもらうのは・・・むしろ良いことだと思いますです。
問題が出てくるのは・・・・何度聴いても覚える気が無い・・とか、同じ間違いを何度もするとかであって、最初に知らないのは当たり前、できないのも当たり前、だと思います。
できないことを恥と思うのは止めた方が良いと思います。
同じく、叱られるのも・・・始めの数回なら・・・まったく問題ないと思います。
団塊ジュニアさんには、かなり強い独特の傾向があるように感じましたので・・・・。
この考察・・・外れていましたら、大変申し訳ありません・・・。
お許しくださいませ。
・・・思えば彼らも・・・今の時代の被害者であるのでは?とも思います・・・。
他の子達と泥だらけで一緒に遊んだり、体を使って遊ぶのが普通だっただ我々。
一人では鬼ごっこも馬飛びもできませんでしたから、友達との生身のコミュニケーション・やり取りは、否応無く・・・必須でした。
当然、嫌いな子もいました。
イジメッ子もいました。
でも何とか乗り越えてやっていかないと、遊びがつまらなくなってしまうので、頑張って話したりしました。・・・・結果として人間に揉まれました。
団塊ジュニア世代は、友達と会っても会話をせずに別々の漫画を読んで、ゲームをしていられる最初の世代かも知れません。
オジサンたちと違って、彼らはゲーム機だけあれば遊べます・・・。
核家族と言う言葉がありましたが、
彼らは・・・、
『核個人』 『超個人』 時代の人達なのかも知れませんね。
小生・・・見当はずれかも知れませんが、結構真剣に心配してきましたのです・・・。