小生は、手作りスピーカー、(バックロードホーン・スピーカー)を2セット、お嫁に出しました。
(左がD-37ES、右はD-118改・・・・。自作スピーカーのこの2台とも、トツギーノ!・・・。)
で、先週は一人を嫁がせました。・・・埼玉から神奈川に引越しです。
しかし、これ、嬉しくて悲しい複雑な気持ちでございます。
まずは10cmのD-118改が出発でした。
・・・・9月23日に行きました。
横浜方面のプロ・ギタリスト氏宅に・・・もらわれて行きました。
彼は、スピーカー以外の機材は、今後だんだん揃えるとのことで、当面はミニコンポのセンターユニット(CDとか全部入ったもの)で音出ししましたが、全然問題なくいい音で鳴っていました。
バックロードホーンは能率が高いので、1Wの入力でもデカイ音が出ますので、小型のアンプでも良く鳴ります。
・・・全然・・問題ないのです。
(プロギタリストのMCさんの部屋に設置されたD-118改)
バックロードに1W(ワット)のパワーを入れますと92db(デシベル)位のボリュームの音が出ますが、それは確か電車のガードの下で(鉄橋の下で)、上を電車が通過する時の真下の音・・・くらいのボリュームだったと思います・・・。
ミニコンポでも、片方のチャンネルで「30W」とかのパワーがありますので、音量・パワーは十分なのです。
もちろん強力な電源部品の入っている高級なアンプや、真空管アンプは音質の点で、より良いとは思うのですが、音への影響はやはり出口のスピーカーが非常に支配的なので、サウンドとしてはアンプの影響よりもスピーカーの音質が決定的な影響力を持つと思うのです。
その後、バンドの友達も遊びに来たそうで・・・コリャいったいなんじゃ?すげーいい音だ。
ミニコンポで鳴らしている音じゃない・・・低音ももの「すごい」じゃない!!と固まっちゃったそうです。
楽器をやるプロの人たちは、驚くべき人たちで、本当に耳が良いので、こういうフルレンジの純粋さを瞬間で聞き分けてしまうようなのです。
彼ん家・・では相当気に入られたようですので、今後エースとして長く活躍していくことでしょう・・・。
嬉しいです!!。
で、29日土曜はイヨイヨ、16cmのD-37ESのお引越しの番です。
3人がかりで引越しを実行いたしました。
16cmは相当大物で、なにせ重たかったので、3人で正解でございました。
経営の師匠Aさんにも手伝っていただいて、「さーいたま」の拙宅を午後1時30分に出発、東京の閑静な住宅街にある音楽プロデューサーのFさん宅に向かいました。
Fさん宅に着いて、3時ころ迄には、運び込んでセッティングまでを・・・ザックリと完了して音を出しました・・・・。
(Fさん宅にセットされた手作りスピーカー・・D-37ES!!の勇姿)
これが部屋との相性・・・ちゃんと防音してある地下室・・・・とピッタリ嵌ったみたいで、小生の自宅でより、全然いい音で鳴ってて、
『びっくりコキ麻呂!!』
『ドッキリ チョモランマ!!』(登場・・アンナのギャグです)
音が、うるさくなくて・・・マロヤカで、大変美しく・・・沁みて来ます。
ある種、うまく嵌った「バックロードの理想的な音」だと思いました。
ハイスピードなのに本当に柔らかい。
低音はすっごく出ているが、演奏のニュアンス・動きがわかる低音・・・聞き分けられる低音。
Fさん宅では、トゥイーターを「T90A」に変更したのも、正解だったのかも知れません。
コンデンサーも0.47μFできれいにつながっていて、まったく変な刺激を感じません。
拙宅で鳴っていた時のT900Aでのマッチングは音が硬かったので、それより柔らかい音。
全般に小生宅ではちょっとジャジャ馬だったD-37ESが、迫力はそのままに、柔らかく美しい音になって・・・ビックリ・・・でした。
部屋とトゥイーター・・・。
考えさせられました・・・。
Fさんは昨晩、深夜まで聞いていて、ついには老後の楽しみにと、取っておいたクラシック鑑賞をちょっと開始したそうです。
クラシックにも向きますね、あの音なら・・・。
フルレンジは良いですー。
うまくいくとオールマイティー的に、ジャンルを問いませんから・・・。
今後もこの2台・・・。
末永く可愛がって頂けると嬉しいです・・・・。製作者冥利といいますか・・・ね。
そして、この2台のお嫁入りが終わった小生は、「花嫁の父」の感傷もそこそこに、初の20cmへの挑戦を開始します。
D-58ES・・・・です。
板材はすでにMAKIZOUさんに、オリジナルのアピトン材(密度の高い、重量の重たい特別なベニヤ材)でお願いしてあります。
また今回の製作では、D-58ESに少々ですが工夫を加え、補強材などに変更を入れた図面も書きました。
楽しみです・・・。
どうなることやらですが・・・。
それから、今回は製作中の写真も助っ人をお願いしておりますし、もしかしたら、
ビデオでも記録するかも知れません。
(そういえばビデオカメラが壊れたままでしたっけ。)