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ランタンのレストア・フォト・レポート5(ジェネレーター整備)

ランタンのレストア・フォト・レポート5は(ジェネレーター整備)で、このパーツの清掃・再生です。ランタンのメンテナンス課題としても、お小遣いの節約?でも有効かなと思います。
また細かい話しになりますですが、ご辛抱よろしくお願いします。
例によりまして(ご紹介するやり方が、正しいかどうか?という面はございますので、お許しください)
では、黒く汚れてしまって、本来なら新品に取替えるジェネレーターをなぜ再生することを
考えたか?という理由ですが、それは単純に・・・古いモデルでは入手しにくいジェネレータ
ーもあるしお値段も高いし・・です。
ジェネレーターは古いカナダモデルなどでは2,000円くらいだったりします・・・。ランタン自体が中古で6,000円くらいで入手出来ているとしたら、ジェネレーターはずい分高価?です。消耗品と言いますが、金属ですし・・・捨てるのも「もったいない」のでは?と思ったのです。
で、ネットを調べますと先輩たちも同じ事を考えていらっしゃるし、やってる方も多いのでした・・・。
ネットで学んだことに、小生の工夫をチョッと加えたやり方をご紹介でございます。

①ジェネレーターの中身を出して、金属パーツを花咲かGに漬け込む
 ジェネレーターを振って中身を出します。出てこない時は中がタールで埋まってくっついて
 いると思います。その場合ガソリンをたらす・・・ホルツのキャブレタークリーナーを吹き付
 けるなどして少々汚れが解けるのを待ってから・・・振ってみます。
 中に入っている石綿状(素材は不明ですが、この後は便宜上、石綿と言うことで説明しま
 す)のパイプの再利用を諦める場合は、針でつついて石綿を壊して引きずり出しても良い
 ですし、どうせ諦めるのなら金属パーツだけでなく、ジェネレーター全体を使い捨てコップ
 などに入れた少量の花咲かGにユックリ漬け込んでも良いと思います。
 花咲かGに漬け込むと、タールなどの汚れも溶けるようで、漬けた後はパイプの中なども
 綿棒で綺麗になります。
gene saisei.JPG gene sten ishiwata.JPG gene sten saisei.JPG
左・・例によって綿棒で中を掃除しています。パーツは外のパイプ、中のバネ状のもの、真
鍮製で先端のガソリンの針穴を内側から掃除をする棒と、石綿・・・です。四角い網は石綿
の代わりにパイプ状に丸めて入れるステンレスのメッシュです。(細かい100メッシュです・
・東急ハンズで買えます)中・・・中央にバネ、右が石綿、左はメッシュをパイプ状に丸めた
石綿の代用品。右・・・バネにステンレスのメッシュを巻きつけた写真

②石綿をバーナー型のライターで焼く・・・。
 石綿が壊れていなくて、真っ黒・ドロドロに汚れているだけなら、バーナーやガスレンジの
 炎で焼いて、汚れを飛ばせます。20cmくらいの針金に石綿を通し、ペンチなどで持って、
 家庭用のガスレンジで焼きますと、油分・タールなどが燃えて、赤く炎が出ます。暫くする
 と油分が燃え切って、このパイプが再利用できます・・・。ただし燃やす過程でパイプが曲
 がってしまうことがあり、その場合は曲がりの程度によって判断しています。

③石綿がだめなときはステンレスメッシュをバネに巻きつける
 上の写真の状態にしますが、メッシュは2周くらいの巻きつけです。このメッシュ部分にガ
 ソリンが一度蓄えられて熱せられてガス化するのです。コールマンの機種(軍用との未確
 認の話もあります)によっては、はじめからジェネレーターが金属メッシュと言うこともある
 ようですので問題は無いのだと思います。
gene sten saisei2.JPG gene sten saisei3.JPG gene sten saisei4.JPG 
石綿がだめなときは写真のようになります。メッシュを丸めてバネに巻きつけ、パイプにいれ、中心に真鍮の棒が入ります。この写真の状態は、ピカールで磨いてあります・・・。
とても綺麗でまだまだ使える・・感じがしますですね。もったいないから・・・。

その他・・・ジェネレーターの年代?によりましては先端の内部に小さな丸い真鍮のメッシ
ュ(直径1cmくらいを丸めてある)が入っていることがありますが、針の上げ下げなど、使用
に問題がなければそのままにしておいて良いと思います。
また、針に引っかかり、動きを阻害する場合などで、真鍮のメッシュを引き抜いて取ってしま
った場合でも、どうやら問題なく使えるようです。

06-21-07 09:30