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高中さんのスタジオライブ盤

ここのところ、このSACDに凄~く、嵌っています。
音質・演奏など・・・本当に色々発見があって・・・。
嬉しくてたまりません。
もちろんギターの高中さん好きの小生ですが、他にもこのアルバムでは沢山「嬉しい」を発見しています。

takanaka4.JPG
高中正義さんの スタジオライブ盤・・・。
「Man With The Guitar - Recorded at Livereria」というものです。

小生的なタイトルの解釈・訳は、『その男ギター所持に付き・・・』でしょうか・・・。
たけしさん風です。

これはCDとSACDのハイブリッドではなく、SACDオンリーの盤です。

実はこのSACD、買ってから数ヶ月と・・・少々日が経ってから「良い」と感じ始めたものです。
と申しますのは、始めは音質・演奏の凄さを理解できておりませんで、チョッと聞いた後、「あぁこれはSACDなのに音が悪いな・・・こもり気味だ・・・」と思い休眠していました。
(2002年くらいのリリースのアルバムと思います。今更で申し訳ありません)

初めに聞いた感じでは、音がこもった様に感じたのですが・・・。
しかし、どうやら、それは(小生の推察では)あまり卓でイコライジングなどの加工をしていない、いきなりデジタルの録音をしたソースだから、楽器間のバランスや音の加工などが少ないために・・・こもったように感じられてしまうだけ・・ではなかったか・・・と思いました・・。

このことを小生的に勝手に言い換え、別の説明をいたしますと・・・、このアルバムは分かりやすい既存の概念のハイファイでは無いけれども、人工的な加工をしていない「真の高音質音源だ・・・」とでも表現できるかもしれません・・・大げさでしょうかねぇ。

それと暫くお蔵入りしていた・・・もう一つの原因は、小生がちゃんと聞き込まなかった・・ためと言いますか、大音量で、きちんと、装置の状態を良くして聞いていなかったため・・と思われます。御恥ずかしいです。

先日、スピーカーのネジを増し締めしてから大きめの音で聞き直して・・・本当に
「びっくりこき」ました。
このソフトにはシッカリと演奏の情報が入っています・・・。

きちんと再生するのは意外と難しいSACDかもしれませんが、うまく再生できるとスタジオライブの良さ、これがきっと(あまりイコライジングしない)ストレートな音なんだな・・・という推察をしていますが、・・そう言う小生の感覚や気持ちを分かっていただける事と思います。

で、結果としまして、・・・音も演奏も凄いスーパー!!ではないですか!!・・・。

相当のお薦めSACDではないか!!!と思うに至った訳でございます。

で、さらに、この盤で発見してきたことを、つらつらと書かせていただきますと・・・。

もともと小生、結構リズムセクション好きなのであります。

偶然なのですが、かつて「気持ち良い曲だなあ」と愛聴盤になっていた曲が、同じドラムの奏者の演奏だったということがあります。
ドラムをやっていた知人から指摘され、「えー」と驚いたのですが、小生はジェフ・ポーカロさんというドラムの方の演奏を好んでおりました。

たとえばリー・リトナーのアルバム「リット」の中の、ナントカ言う 曲(最近・・・某大臣の”還元水”以来、「ナントカ」がちょっとギャグでしたが、もう使い納めですね・・・ごめんなさい調べておきます)など、知らず知らずのうちに引き込まれる演奏でした。

このドラムじゃないと成立しない曲じゃないか!!とさえ思っていました。大げさです。

ドラムが走っている訳でもなく、でも演奏を微妙にリードしているように感じられ、凄く生き生きと楽しく他のプレーヤーを引っ張っているように感じたのです。

『グルーブ』とか『ドライブ感』とか言うのでしょうか・・・。(・・すみませ使い方が間違っているかもしれません。)

おそらく数百分の1秒とかのタイミングで、微妙に押したり・溜めたりをしているんだと思いますが、何しろ気持ちいいのです。
一緒に演奏している他のプレイヤーさんたちも、きっと皆さん気持ちよく演奏しているのではないかと・・・伝わってきます。

ドラムをやっていた友達の指摘以来「僕はジェフ・ポーカロさんのドラムが好きなんだ」と刷り込まれました。(ジェフ・ポーカロさんは残念ながらお亡くなりになっていましたが・・・)

小生は単純な人ですから、すぐ刷り込まれてしまいます・・・。

で、このアルバムなんですが、

凄い!!!と絶句する・・日本のプレーヤーさんだらけでした。
小生としては、ジェフ・ポーカロさんと拮抗すると言うか、凌駕するようなリズムセクションを聞いて驚いております。嬉しいです。

もちろん存じ上げていませんが、ドラムには「山木秀夫」さんという方がクレジットされていました。
凄いです。凄いドラムを叩いていらっしゃると思います。

楽しい・乗れる・先をどんどん聞きたくなる・体が動く・・・小生は思いました・・・。
というか、山木さんのドラムのグルーブ感・・・は日本の「枠」だけでなくて・・・世界チックにみても相当凄いのではと思いました。

とかく、われわれ日本人は舶来礼賛・・・が好きで、国内の方や、ものに対する評価が下手・・と言いますか、厳しいと言いますか・・・、でも実際は日本の方の実力は凄いのではないかと思っております。小生は国産に一票です。(すみません・・・産・・なんて言って)

しかし、しかし、聞いていて楽しいです。
気持ち良いです。

それはアルバムの随所にあるのですが、特に2曲目の『なぎさモデラート』と言う曲で分かりやすいです。スローな曲なのに・・・。
本当に楽しい引き込まれる演奏です。素晴らしいです。

それから、ベース・・・これがまた凄いのです。
プレイヤーは後藤次利さんでした。

5曲目のFINGER DANCIN’ の冒頭など、驚きます。
このお2人でないと、出来ないのではないか?と思いました。

6曲目のINSATIABLE HIGHでも、途中の変拍子的なところなど、うっとりと聞きほれて、ただただ驚いてしまいます。

また、他にもパーカッションも斉藤ノブさん・・・。
凄い有名な方なんだと思いますが、演奏が凄いです。
「目ん玉ボーン・・・で、飛び出ますよ」

小生は門外漢で、もちろんご面識など頂いてないし、よく分からないので、とても恥ずかしいのですが、聞いていて「わくわく」楽しいのが、凄いです。

聞いたら、あっちゃの方に・・・持ってかれます。

あっちゃに持ってかれたら・・・帰って来れなくなりますよー!!・・・なーんて。
とにかく、聞けば、ウヒャウヒャ・・保証付きです。・・・・と言うことで・・・。

高中様
山木様
後藤様
斉藤様
皆々様
素晴らしい演奏を、素晴らしい時を本当にありがとうございました。

深く感謝いたします。・・・と申し上げたい心境です。


06-01-07 02:15