ああ怖かった・・・の大腸検査を受けてきました。
実際には苦痛もなく、怖がる必要も無い検査ですし、
ましてや、検査の結果は「心配なし」だったのですが・・。
行くまでは、かなり長い時間、気をもみました・・・。
この話の端緒は、思い起こせば2001年くらいの人間ドックで腫瘍マーカーのCEA?とか言う・・・の数値が高い・・・と出たのがきっかけでした。
大腸がんの場合などに数値が高くなるマーカーで、この検査自体は血液検査なのですが、なんでも愛煙家の場合は癌でなくても高い数字が出ることも「まま」ある・・・ということなのですが・・・それでも念のための大腸の精密検査・・・内視鏡の検査を薦められていました。
それから6年・・・・。
まあ、気が重かったり、問題の便の潜血も、ある時は在ったり・ある時は無かったりだったりで、自分をつい騙してきたのですが、昨年の人間ドックでは、便の潜血と腫瘍マーカーがセットで出てしまいまして・・・またしても検査を薦められ、とうとう人間ドックの担当の医師に紹介状を書かれてしまいました・・・。
で、気が重いのは変わらないのですが、とうとう意を決して評判の良さそうな検査専門のクリニックをネットで調べて、そこに2月下旬に予約を入れて、最短で予約が取れたのが、やっと4月10日・・・で検査に行ったのです。
大腸の検査はかなり苦痛を伴うと言うウワサでしたが、このクリニックは評判どおりで、なんら苦痛は無く、検査もあっという間ですし、内視鏡の機材の消毒や、使い捨ての処置具の導入など大変先進的で納得のいく内容でした。
やはり、プロといいますか、専門家・・・と言うのは凄いですね・・・。
検査の内容をご説明しますと、それは前日の食事の段階からスタートでした・・・。
前日は3食、食べてよいのですが、繊維抜きをします。
普段の逆で、体に良いとされる繊維質のものを食べないようにするのです。
単純には野菜・果物・海草類・のり・きのこ・・・などを食べてはいけないのです。
検査のときに大腸に繊維が残っていて邪魔になるそうです・・・。
ですから、食べるのは、ご飯、うどん、そば、肉、魚で3食食べて、寝る前に下剤を飲んで寝ます・・・。
小生は朝がフレンチトースト、昼がのり抜きのマグロ丼、夜は肉うどんでした。
さらに検査当日は朝から200ccの水で溶かした下剤を飲むことから始まり、検査の4時間前から2時間かけて1800ccの水溶きの下剤を飲みます。
もうお腹は空っぽで、下剤と言うより、水で大腸を洗い流している感じでした。
消化液などの関係でしょうか?薄く黄色く色がついた、澄んだきれいな水しか出てこない状態になると前処理が完了です。
この、腸をきれいに洗う工程は、嫌だといえば嫌ですが、小生の場合は途中から結構楽しんでしまいました。下剤を飲んでトイレに通うのは嫌なんですが、きれいに澄んだ状態にするという目標がありますと・・・つい綺麗にしようと頑張って楽しんでしまいました。
「うーん、これなら完璧だ・・・などと」
で実際の検査ですが、クリニックで使い捨ての検査着に着替えて横になり、鎮静剤を静脈から注射して、内視鏡を入れ、まず盲腸のところまでカメラを進めてしまって、そこからカメラを戻しながらジックリ見てくる感じでした。
患者の前には大型の40インチくらいの液晶の高画質のモニターがあり、自分の大腸の中を見ながら検査を受けるのです。
それは大変不思議な感じで、意外に腸の中がきれいなことに驚きながら見ていました。
また腸の中は感触が無いらしく、今どこに内視鏡の先端があるか?などの感覚がありませんでした。
小生の場合は4mmほどのポリープが一個あったので、それをその場で切除して(焼ききるようです)もらい終了でした。
先生の話では50歳代で何も無いケースはほとんど無く、たいていはポリープの一個や二個があるのが普通だそうです。
問題は数やポリープの状態だそうです・・・。
次回の検査は、3年から4年後で良いでしょう・・・と言われ胸のツカエが降りました・・・。
結果の如何によっては、感慨はもっと別のものにもなったとは思いますが、それでも、どっち道検査をした方が安心・確実であるならば、もっと早く受けるべきでした。
(名医のクリニックでの検査でしたら?)そんなに怖がる内容や痛いことではありませんでしたから・・・。