先日過剰性に感動する話を書きましたが、そういえば自分の好きな物を、こう言う過剰性のある無しなどの視点で洗ってみると、どうなんだろう?とか、今、世間で定評のあるものはどうなんだろう?と思えてきました。
小生、やはり、「ここまでやるか?」が好きなようです・・。
まず車から・・・。
金銭的な理由も大きいのですが、国産・・・良いと思います。
ランエボ(三菱のランサー・エボリューション)とかインプ(スバルのインプレッサSTI)なんて、ヨーロッパでは500万円以上?の高価格車だそうで、2000ccで280馬力以上。ハンドリングも素晴らしくて、とんでもない車だそうです。凄いと思います。
三菱のランサー・エボリューション
スバルのインプレッサSTI
個人的にはマニュアルミッションの車を運転する技量が無いのと、それほど走り屋さんではないし、楽がしたいので、オートマの車を買いますから、この手の車には縁がありませんが、近い性能でオートマチックのワゴンがあったら欲しいですねー。
実際に、今乗っていますのはスバル車ですが、スバル車は過剰性がかなりあると思います。
性能の過剰性もさることながら、小生に刺さっているのは、開発姿勢の過剰性です。スバル車には開発の方の情熱、技術者の判断として良いものを追求する、ものづくりが見えるように思います。
足回りの見えないパーツがアルミだったり、こだわったところにお金を掛けていたりします。
素人に刺さるように・・・ならもっと分かり易い内装のウッド(木目)などの高級感に走るでしょうが、この会社さんは、「走る事」にお金を掛けているように思います。
驚いたのは、新型車の発売後も毎年改良を続け、開発をやめないことです。同じ車でも年々進化していく。販売的に好評でも、毎年のように追加開発の成果を製品に反映する。これって凄いことで、普通の企業論理だと、「ユーザー的には満足しているのだから金をかけるのは止め、利益率を高めよう・・・」となる筈なんですが、そうならないところが驚くところで、素直に尊敬の念を感じます。
スバルはメジャーじゃないかもしれませんが、面白い車だと思いますし、いい車だと思います。
今後もっと過剰性に自信を深められて、もっと徹底され、ユーザーが外車よりこっち、積極的にスバル・・・と言うところまで行ってしまって欲しい・・なんて思います。全車種とは言いませんが、ハイエンド商品は値上がりしても良いので、世界を相手にしても『スバルの方が凄い』とユーザーが胸を張れる過剰性を持って頂けたら、もっと素晴らしいと思います。
トヨタの車もハイブリッド車など「本当にここまでやるか?」と感動します。
セルシオやレクサス・・今後の高級車の展開も楽しみですね。
車以外で過剰性を感じる好きな物はどうでしょうか?
カメラ・・・・デジカメもいよいよ本物と思います。
デジタルの一眼レフ・・・。いいですね。ニコンのD70とか。なにしろ、現像しないで結果が見られる。しかも600万画素を越えた現在、画質面もほとんど問題を感じませんし・・。レンズ・・・もちろんメーカー純正は憧れますが、タムロンさんのレンズが好きです。ある意味純正とは違う価値・・・軽い・高倍率ズーム・安い・・と言った非純正らしい「ならでは」の特徴があって好きです。
ニコンのD70
28mmから300mmまでを一本のレンズがカバーするなんて!!しかも小さくて軽い・・・旅行とか荷物の多い時は、これ一本で充分!?でしょうか。(自分のレンズシステムは結構、中古屋さんで買った物ばかりで構成されていますが・・・)
それからキャンプグッズ・・・。
不便なアウトドアを快適にしようと言うアイデアには嵌ります。例えばキャンプの椅子・・・収納性と重量が実は重要なんですが、キャンプ初心者の頃は安物買いの銭・・・になってました。今まで色々失敗した買い物の後、小さくしまえて、軽くて、使っている時快適で、壊れにくい物を発見しています。コールマンの「スリム・キャプテン・チェア」が小生の悩んだ末の選択です。一脚4000円くらいはしますが、車の荷室が小さい時、一番の選択と思います。構造・収納方式が本当に良くできています。
コールマンのスリム・キャプテン・チェア
テントは好みがありますが、ジュラルミン(アルミ)フレームのもの。タープはパティオタープ(アルミフレーム)で開いて4本の柱を引っぱるだけで簡単に設営可能なのが気に入ってます。オプションのネットでスクリーンタープ(蚊帳)にもなりますから・・・。安くて最高のタープと思います。収納時少々嵩張りますが、構造的にも良くできています。
火気の類は色々悩みましたが、簡便性では家庭用のカセットガスを使用する製品が良いですね。キャンプ用のガスに比べて燃費が安く済みます。ガス製品は点火して10分位すると気化熱を奪われたカセットボンベの低温化による気化効率低下、火力低下が問題なんですが、ボンベを温めるデバイスなどを装備し、良く考えられた製品なら、アウトドアでもかなり使えます。
カセットガスの製品はラインアップも良好です。暖房用のストーブやツーバーナー、ランタン・・・ほとんど入手できます。カセットガスは簡単にセットアップできますし、不足したらコンビニで買えます・・・。
火力を重視しつつ、キャンプらしい雰囲気を味わうなら、ホワイトガソリンですね。特にツーバーナーの火力は変えがたい魅力です。
纏めますと、簡便性でカセットガス。らしさと雰囲気でガソリンでしょうか。こう言うキャンプグッズは並べて眺めているだけで楽しくなりますね。
真空管アンプ。これも大好きなものです。
過剰性・・今更真空管ですから・・・。デジタルの時代に全くのアナログ回路のこの製品に惹かれます。音が良いように感じるのです。
ここは、説明するのが難しいので、言葉にしません。ただ、機会がありましたら真空管のアンプで良質なスピーカーを鳴らした音をお聞きになる事をお勧めします。小生はローコストなキット製品を買って自分で組み立てた物を使っています。
デジタルアンプ。実はこれも好きなものです。
真空管と矛盾すると思うのですが、浜松の方のベンチャー企業さん「フライングモール」さんが作った小さなデジタルアンプの音が真空管アンプに通じる良さがあり、驚きました。モノラル4万円、ステレオ(2台)で8万円。家電としたら高いですが、オーディオとしたら安い値段です。音は本当に凄いです。技術の先端と昔の真空管技術の音が似通っているのも面白いと思いました。
フライングモールのデジタルアンプ
まだまだ好きなもの、沢山ありますが今回はこの辺で失礼します
・・・。