シャープペンシル・・・・電気製品のシャープさんが特許を持っていらっしゃるからシャープペンシルと言うそうです・・・どこかで聞いた話なんですが・・・なるほど・・・それでシャープペンシルかと思ったものです。
実はとても手離せないシャープペンシルがあるのです。
PILOTのシャープペンシル(*1)で、1000円の・・・もともとは製図用だと思います。
15歳の時に初めて偶然買って以来33年・・・これを愛用しています。
こだわりと言うのでは無いのですが・・・書きやすさで手放せません。
それからメカ的な優秀さ・・・これが堪らないのです。
(*1)愛用中のPILOTのシャープペンシル2本
上:1000円のもの
下:1500円の重いタイプ
ツーノック(*2)とか言う機構で、メカ全体が出し入れできるように動くノックと、芯の出し入れのノックが2段で動作する・・・これはメカが引っ込んでいれば、落とした時に繊細なペン先を曲げてしまわずに済む優秀な機構なのです。
(*2)ツーノックという機能
また基本性能・・・芯が先端の細いパイプの中でぐら付かず踊らないのです。芯がぐらぐらしないできっちりした感じ・・・・重すぎず軽すぎないバランス。疲れないで書ける性能。真のシャープペンシルの名機と勝手に思うのであります。
上位機種で金属部品の多い1500円のモデルも持っていますが、ややバランスが悪く、先の方が重過ぎると思われ、やはりこの1000円のがBESTです。
高校1年生から使っているのですが、幾つも壊したり無くしたり・・・
しかも他のシャープも買ってみるのですが、不思議に結局これに戻っているのです。
33年間・・・。長い間です。普段は常に数本買い置きしてありました。
先日、メーカーのPILOTさんには未確認ですが・・・ある文具店の店頭で・・・廃盤・・・と言う文字を見ました。悲しいです。シャープペンのMY名機も役割を終えるのでしょうか・・・。
確かにこのシャープペンシルにスポットライトは当たらないのかも知れません。数は売れないのかも・・・。でも、色々使ってみてこれが最高と言う商品が消えるのは堪らなく寂しいものですね・・・。
PILOTさんのこれを開発した技術者さんに本当に敬意を表します。
すばらしい物を長年有難うございました。
現在は廃盤?とはいえ、つい最近・・・去年くらいまで?初期の頃からの変更は、わずかにプラスチックパーツの表面のシボ(模様)が変更になるくらいで、ほぼ同じ物が同じ値段で買えた。
この事が画期的で本当にありがたかったのです。
文具はある意味でファッション商品だと思います。そう言う厳しい市場で、このような商品(良品)を30年間も供給してくださったPILOTさんは、本当に凄いメーカーさんだと思います。
私の会社などでは、こう言うことができるだろうか?と考えますと、30年間は本当に長い月日であり、重いです。・・・自信がありません・・・。
今後も最後の買い置きを大事に使い続けます。